神秘の進化を遂げトゲトゲを手に入れた植物の種のマクロ写真シリーズ「Hitchhikers」
日本にもオナモミやアメリカセンダングサなどいわゆる「ひっつき虫」と言われる服や動物にくっつく植物の種。表面にかぎ針やトゲなどがあり独特な外観をしています。そんなトゲトゲの種をマクロ撮影したのがこちらの写真シリーズ「Hitchhikers」です。
写真シリーズ「Hitchhikers」は、南アフリカ・ケープタウン出身の写真家Dillon Marsh氏の作品です。
南アフリカの自然にたくさん自生しているトゲトゲのある植物の種。多くの種類は通りすがりの動物の毛皮などにくっくつレベルのやさしいトゲトゲなのですが、中には蹄(ひづめ)や足などを貫通する頑丈なトゲをもつ種も存在しています。
動物などにくっついて遠くまで運ばれることで生息域を広めるため進化したトゲトゲ。時には大陸さえも超えて運ばれることもあり「ヒッチハイカー・プラント(hitchhiker plants)」とも呼ばれています。
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トゲトゲの種の不思議な形状をじっくり見れば見るほど植物の進化にただただ驚くばかりです。
ちなみにトゲトゲだけではなく色や形などなぜそんな進化を遂げたのか不思議に思ってしまう植物の種の写真がこちら。練り込まれた戦略で生まれた形はまさに自然の神秘です。
神秘的で多様な形状に進化した植物の種の写真集「Means of Reproduction」
ソース:Dillon Marsh – Hitchhikers
Hitchhikers on Behance
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