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ドリル状の種が自らグイグイ土の中に潜り込む摩訶不思議な植物「オランダフウロ」


自分自身を土の中に埋めて完璧な種まきを実現してしまう非常に不思議な仕組みの種を持つ植物「オランダフウロ(Erodium cicutarium)」。では実際にどのようにな仕組みになっているのか、オランダフウロの種を土の上に置いて土の中に入っていく一部始終を撮影したタイムラプス映像です。

オランダフウロ(Erodium cicutarium)は、地中海沿岸が原産、18世紀頃に北米の帰化した米・南西部の砂漠地帯に多く見られる植物。

オランダフウロの種は地面の上に落ちると高確率で「発芽」を成功させるため、空気中の湿度の変化を利用して自らの形状を変化させ「バネのメカニズム」で土の中に潜っていく事が出来ます。

動画はこちらから。
Erodium Seed – YouTube

一度だけでは無く繰り返し何度も土の中に潜ろうと試みているところに植物の生存競争の凄まじさを感じます。本用に凄い……

「オランダフウロ」の種。動物の精子に似た形状は非常に推進力がありそうです。


「オランダフウロ」の花。アグレッシブな種と違い大人しめのデザインとなっています。


生存を賭けた植物の進化は非常に興味深く、その結果として非常に神秘的で多種多様な種が存在しています。
神秘的で多様な形状に進化した植物の種の写真集「Means of Reproduction」

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