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アメリカ政府、うっかり1800年代生まれの人の住所に「徴兵システム登録のお知らせ」を送付


もう亡くなってしまった人のところにダイレクトメールが来るのは日本でもよくあることですが「徴兵候補リストに登録するため出頭してください」という手紙が来たら……いろんなことをコンピューター化してしまったがための事件がアメリカで発生したようです。


アメリカでは18歳から26歳のすべての男性はSelective Service System(選抜徴兵システム)への登録が義務付けられています。現在のアメリカ軍は全員が志願制ですが、もし必要となればシステムの登録者から徴兵を行えるとなっています。

登録時期がくれば政府機関から手紙がくるのですが、今回アメリカ東部・ペンシルバニア州の一部の人に届いた手紙には非常に不思議な点がありました。どう考えても100歳以上の故人に対し登録を促す内容だったのです。

例えばキングストンに住む73歳のチャック・ヒューイさんのところには、お祖父さんで第1次世界大戦にも参戦したバートさんに手紙がとどきました。バートさんは1894年生まれで1995年没。生きていれば120歳となります。

もちろんアメリカは老人だけを集めた謎の特殊部隊を作ろうとしているというわけではなく、元はといえばデータの登録ミスだった様子。

お知らせの手紙を送るべく、1993年から1997年に生まれた人のデータを別のデータベースから移行しようとしたところ、あやまって100年ずれた1893年から1897年の人たちのデータを移してしまったとのこと。選抜徴兵システム側では生年を下2ケタだけで管理していたため、このミスに気付かなかったというのがこの事件の原因です。

結局2万7千218件の誤データが入力され、そのうち1万4千250件が実際に手紙となって送られてしまったということです。人件費削減のためシステム化するのはもはや当たり前なのですが、こういう大事なことはもうちょっと丁寧に作業してほしいものですね。

ソース:Selective Service sends 14K draft notices to families of men born in 1800s  – NY Daily News

U.S. apologizes for sending 14,000 draft notices to men born in the 1800’s (VIDEO)

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