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「女性兵士は戦闘に参加してはいけない」と国防省が決定した理由


男女同権と言いながらも、まだまだ女性の進出が少ないのが軍事分野。徴兵制があるようなイスラエルなどの国ではともかく、女性の兵士というのはかなり限られた存在といえます。今回イギリス国防省は「今後女性を前線での戦闘に参加させない」と決定したのですが、その理由はかなり考えさせるものになっています。


イギリス軍において、女性は衛生兵や情報分析官、射撃観測手や補給部隊のドライバーや信号手など、前線に近いところで働く部隊に所属することは可能ですが、歩兵部隊や王立海兵隊、戦車部隊といった白兵戦に参加する部隊に所属することはできません。この政策については、18ヶ月間の間レビューが続けられていましたが、今回「現行の政策を変更しても利益はない」と判断に至りました。

理由の1つには「女性兵士が負傷した時、男性兵士は戦闘を続行するよりも彼女らに気を取られて危険な行動をとりがちである」という研究の結果があります。また4~5人のチームに女性が混じった場合の「衝突」や「潜在的な危険」の懸念は特に大きいと関係者は語っています。

こちらは2008年のミス・イギリス、カトリーナ・ホッジス下級伍長。確かにおかしくなってしまう男性兵士はいるかもしれません。
Soldier becomes new Miss England – Telegraph

また指揮官達は、男性に対して女性の体力の不足を指摘。特に格闘や荷物を背負っての戦闘には向かないと感じている人が多いようです。「女性を除外するのが目的ではない。私達が考えているのは、敵を殺すために銃剣と爆弾を持って突撃する少人数のチームのことなのだ」と語る人もいるようです。

もっとも所属を禁止されたからといって、女性兵士が戦死することがなくなるわけではありません。7人の女性兵士が戦死しており、これはイギリスの全戦死者の2%にあたります。

ソース:Women remain banned from fighting on frontline in case men die saving them | Mail Online

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