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古き良きチベットの世界、かつてヒマラヤ禁断の王国と呼ばれた旧「ムスタン王国」の写真22枚


ネパールと中国チベット自治区の国境地域に位置する旧ムスタン王国は、1991年10月に解禁されるまで鎖国政策を行っていたためチベットの伝統や文化が原型のまま残され「禁断の王国」と呼ばれていました。そんなムスタン王国の古き良きチベットが現存する、非常に美しい景色やヒマラヤに息づく人々の写真です。

ムスタン王国は、14世紀に独立した王国として建国され、18世紀にネパール領自治王国としてネパールの一部に併呑。そして、現在は2008年10月にネパール政府が藩王制を廃止したことにより、ネパールの一地方となっています。

1. カリガンダキ川の支流沿いにあるタンガ村。住居は強風から守るため寄り添って建てられています。

2. 首都ローマンタン郊外の畑を耕すロッパ族の人々

3. 僧院のメインホールに立つ管理人

4. ローマンタンの土から作られた家の窓明かりでお米に入った砂利を取り除く女性

5. ローマンタンの路地を歩く僧侶

6. ガンジス川の支流の一つカリガンダキ川の渓谷を馬に乗って駆け抜ける若者。この渓谷は、チベットの塩をインドへ運ぶ「塩の道」として歴史的に重要な役割を果たしていました。

7. 街の僧院から見たツァーランにある現在は使われていない旧王宮。

8. 畑で一日働いて村に帰る人々

9. ローマンタンの中央広場で毎年行われているムスタン王国最大の祭り「ティジ祭」で踊る、動物や悪魔、神を模した人々。

10. 儀式的なチベット仏教音楽に合わせて古代から伝わる踊りを披露する骸骨の姿をした僧侶。

11. ティジ祭の終焉時、銃の連射により街から悪魔を追いかけるためマスケットを持った者たちが集まっています。

12. ティジ祭で重量な役割を担うジグメーパルバル・ビスタ元ムスタン国王。王の衣装を着て僧侶たちを見つめています。

13. ローマンタン近くの広場に集まる高齢の僧侶たち

14. ティジ祭りのために聞かざるロッパ族の老人

15. マニ車を回す老婆達。

16. 祈りの儀式の前に、ローマンタン郊外に集まるロッパ族の農民。

17. 法衣を身にまとう若い僧侶

18. ローマンタンを囲う壁の周りを歩くロッパ族の女性

19. 畑に撒く肥料を村で荷造りしている人々

20. ティジ祭の儀式の準備中の僧侶たち

21. 結婚式や祭りなどの特別な時のみに身につける髪飾り・ペラ(perak)を身に着けたロッパ族の女性

22. 馬を引いて歩く僧侶

地図で見るとムスタン王国がヒマラヤのど真ん中に位置していることがよくわかります。

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ソース:Mustang: Nepal’s former Kingdom of Lo – The Big Picture – Boston.com

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