旅行者と地元の人の行動パターンの違いが一目でわかる世界の大都市地図
旅行ガイドには「地元の人に大人気のスポット」と書かれているのに行ってみたら旅行者風の人ばっかりだった……ということはよくあります。そんな不思議を調べたのがこの作品。写真に埋め込まれた位置情報をもとに、様々な大都市・観光名所の地図を地元の人と旅行者がよく行く場所で色分けしてみると、なかなか面白いことが分かりました。
flickrなどの写真共有サイトに投稿される写真には、どこで撮影されたかという位置情報が埋め込まれているものがたくさんああります。
これをもとに長期間同じ都市で写真を撮影している「地元の人」、短期間で移動している「旅行者」に分けて集計。塗り分けたのがこれらの地図です。青が「地元の人」、赤が「旅行者」、黄色はデータが少なく判別できなかった人を示します。
ニューヨークの地図
セントラルパークや自由の女神のあるリバティー島近くに観光客が集まるようです。
ロンドンの地図
ロンドン橋やタワーブリッジなどが架かるテムズ川のほとりが賑やかなロンドン
シドニーの地図
ベルリンの地図
ブランデンブルク門や博物館島として有名な世界遺産・ムゼウムスインゼル、ベルリン動物園駅(ツォーロギッシャー・ガルテン)、2006年に完成したベルリン中央駅近くが賑わっています。
パリの地図
サンフランシスコの地図
観光客はアルカトラズ島とゴールデンゲートブリッジ以外は興味がないのでしょうか?
東京の地図
京都の地図
世界的な観光地の京都。銀閣から南に下る哲学の道は地元の人にも観光客にも愛される散策ルートのようです。
エルサレムの地図
エルサレムの旧市街は、観光地であり地元の人の生活の場所でもあるようです。
イスタンブルの地図
ギザとカイロの地図
地図左にはスフィンクスやピラミッドがあるギザの街、右側はカイロの中心地。とても分かりやすい。
バンコクの地図
上海の地図
ブエノスアイレスの地図
リオ・デ・ジャネイロの地図
下部右側のコパガバーナと下部左側のイパネマの有名なビーチが地元の人にも旅行者にも人気があるようです。
ディズニーランド(カリフォルニア州アナハイム)の地図
メキシコシティの地図
旅行者は直線的な動きをしている様にみえます。あまり裏道に入ると危ない、という意識でしょうか。
ローマの地図
ローマ全体が観光地になりうるためか、地元の人も旅行者も入り乱れています。
これらの地図はEric Fischer氏の作品です。
現在のところ全部で131都市の地図があります。まだまだ足りないという人は、こちらのリンクからどうぞ。
ソース:Locals and Tourists – a set on Flickr
関連記事
世界中の科学者どうしのつながりを可視化した世界地図サイト「collabo.olihb.com」 - DNA
アメリカのどこで今一番呪い・罵りの言葉が吐かれているかが分かる地図 - DNA
アメリカで「あらゆるマクドナルドから一番遠い場所」はこんな感じだった - DNA
大麻(マリファナ)の地域別末端価格がよくわかるGoogleマップ - DNA
ロンドンで発生したすべての殺人事件をGoogleマップ上にプロットする「MurderMap」 - DNA
世界地図に髑髏や裸婦などを織り交ぜた神秘的なアート - DNA
ものすごい勢いで地震が発生していたことがよくわかる、震源をアニメ地図にした「Japan Quake Map」 - DNA
世界各国どんな国でも何かしらの世界一ということがよくわかる世界地図「International Number Ones」 - DNA
女性のカップ数や男性自身のサイズで世界地図を塗り分けるとこうなる - DNA
北米まで約12時間、南米まで約21時間、東北地方太平洋沖地震による津波が世界に届くまでの時間を表した地図 - DNA