科学と技術

ドローンを高度一万メートルまで上昇させ地上に戻るまでの全行程を記録した約26分の映像


人命救助高圧線のゴミ駆除など活躍の場を大きく広げている無人航空機・ドローン。その著しい性能の進化がよくわかります。

この撮影は2018年3月9日、ロシア・トムスク州ストレジェヴォイ近郊で行われた実験映像です。目的はドローンが1万メートルまで上昇し元の場所に安全に戻ること。その全行程の26分間全てが記録されています。

動画はこちらから。
Квадрокоптер поднялся на 10 километров. / High altitude drone flight record FPV – YouTube

このドローンはエンジン:Cobra CM2206 1400KV、プロペラ:7インチ Gemfan 7038、モータ:30A ESC T-Motorが使用され重さは1.06kg。

1. スタート。地上の温度は1度のようです。

2. 1分21秒で1000m地点まで上昇。気温は-13度。

3. 目標の約半分、5000m地点からの景色。6分10秒で到着しています。気温は-30度まで低下しています。

4. スタートから約17分で目標の1万mに到達。そして気温は−48度……

真っ青な景色に宇宙に出てしまったのではと心配してしまいますが、一般的に宇宙は高度80km〜100kmから上と定義されているためまだまだ果てしなく遠いようです。

そして地上へ戻ります。

5. 高度一万メートルから約6分でもう1000m地点。やはり帰りははやい。

6. そして飛び立った場所へ無事に着陸。フライト完了です。

7. 今回のフライトは最高速度:93km/h、最高高度:10269m、飛行時間:00:26:07でした。

HelicoMicro によるとロシアではドローン等の無人航空機の高さ制限は特に決められてはいないとのことですが、確率としては非常に低いですが高度一万メートル付近を飛行する旅客機との衝突も考えられるため法的に問題が無くとも控えるべきとしています。

また旅客機が1万メートルを飛行する理由については、JALによると空気抵抗とエンジンの推進力の兼ね合いを考えたとき、両方の効率がもっともよくなる高度が一万メートルとのことです。

ちなみにドローンの高さ制限は国によってまちまちであり、ベルギーでは10mまでとかなり厳しいようですが日本の場合は大まかには150mまでとなっています。

詳細は国土交通省の「航空:無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール」に詳しいです。
航空:無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール – 国土交通省

また空港近くの禁止された場所でドローンを飛ばすとどうなるのか。こちらの映像で再現されています。
ドローンを空港近くで飛ばすとどういうことになってしまうのか

ソース:10.000 mètres de hauteur, record de hauteur pour un drone | HelicoMicro.com

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