科学と技術

まさかのホンダ・CRレーサー風デザイン、125ccの公道向け量産バイク「Skyteam Ace」


戦後すぐあたりのクラシックレーシングバイク好きなら一発で飛びつきたくなるデザインのこのバイク。一品もののカスタムではなく、なんとこのデザインのまま量産・市販されています。米国価格で約2800ドル(約22万円ほど)とお値段もお手ごろになっております。


「Skyteam ACE」は中国のJiangsu Sacinモーターサイクル社がヨーロッパ・北米・オーストラリア向け輸出モデル。ホンダの縦型エンジンをコピーしたものを、同じくホンダ・ドリーム50のフレームを小変更したものに搭載している様子。250ccではなく125ccなのは、そのあたりの事情もあるように思えます。

以前、お値段25万円の250cc単気筒カフェレーサーとしてCleveland CycleWerks社の「Misfit」をご紹介しましたが、諸外国ではこうしてホンダのレプリカエンジンをベースにした小排気量バイクのリリースが続いています。

「ACE」には125cc版と50cc版がありこちらは125cc版となります。18インチタイヤにロングタンク、シングルシートにキックスタータという「もうこれしかない」仕様。ステップもかなり後ろ寄りです。

公道仕様なのでテールランプやウィンカーなどもちろん搭載。ミラーは別に付けないといけません。

前ディスク、後ろはドラムのブレーキ。出力125ccで10PSほどだそうですがやや頼りない?

一文字の短いハンドルにラバーバンドで止められたタンクがいかにもビンテージレーサー風。

ただしメーター周りはちょっと貧弱です。

右側にオフセットされたタンクキャップ。タンク容量は10リットルほど。

マフラーは最近の触媒入ってます!という感じではなく細めのメガホン風でこちらもかっこいい。米国・EUとも排気ガス基準はクリアしているそう。

女性が乗るとこんな感じに。

ちょっと大柄な男性でもこれくらい。
SKYTEAM ACE 50/125 – YouTube

スペックはこの通り:

エンジン:空冷4ストローク2バルブ単気筒 124cc
内径×行程(mm):59.5X49.5
圧縮比:9.0
始動方式:セルフ/キック
点火装置:CDI
変速機:5速

懸架方式(前):テレスコピック
懸架方式(後):スイングアーム
タイヤ(前):2.75-18
タイヤ(後):3.00-18

全長×全幅×全高(mm):1910×680×990mm
軸距(m):1255mm
燃料タンク容量(L):10L

元ネタとなったホンダ・ドリーム50のさらに元ネタであるホンダ・CR110。ワークスマシンのRC110の市販バージョンですが、マン島TTレース9位入賞など輝かしい記録を持つマシンです。
File:1962 Honda CR110 01.jpg – Wikipedia

惜しむらくは、なぜホンダ自身の作ではないのか……という点。シンボリックな1台なのでそうそう安売りできないものなのは確かですが「バイクはパワーだけじゃない」という気運が盛り上がってきている昨今、こうした強いコンセプトをもった製品は確実にファンのハートをつかむのではないでしょうか。

ソース:Skyteam Ace 125

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