世界のびっくりニュース

絶滅したとされるタスマニア・タイガーを記録したモノクロ映像を高解像カラー復元


もう地球上には存在していないとされる絶滅動物が現代の技術を使って蘇っているのがこちらの動画。カラー復元されたタスマニア・タイガーが元気に動きまわっています。

動画はこちらから。
Tasmanian Tiger in Colour – YouTube

タスマニア・タイガー、別名フクロオオカミはオーストラリア地域にのみ生息していた有袋類(コアラやカンガルーと同じ)で1936年にオーストラリア・タスマニアで絶滅したとされています。

この映像は1933年に捕獲された最後の1頭とされるタスマニア・タイガーをタスマニア・ホバート動物園(ボーマリス動物園)で1933年12月に記録したモノクロ映像をカラー化したものです。

このカラー復元映像は、元映像が記録されている35㎜ネガをフィルムスキャナで高解像スキャンしたものをベースに、色付きで描かれたスケッチやいくつかの動物園に残された資料などを参考にしてカラー復元されており作業時間には200時間以上が費やされています。

1. 背中にはトラのようなしま模様

2. 大きな口はかなり特徴的です

3. リラックス中

見た目はオオカミなどのイヌ科の動物と非常に似ています(収斂進化)が、北半球のどの動物とも全く遺伝的に違っているとのこと。まさに生物の進化の神秘ですね。

その他タスマニア・タイガーを記録したモノクロ映像です
Tasmanian Tiger, original zoo footage (c1930) – YouTube

またこちらは飛行船ヒンデンブルグ豪の爆発事故をスケールアップしたもの。世紀の大事故が鮮明によみがえっています。
巨大飛行船ヒンデンブルグ号爆発事故をディープラーニングで4k60fpsに補完した動画

ソース:Colourised Footage of the Last Tasmanian Tiger | NFSA

関連記事

リアルな世界が終わる瞬間……1950年代の核実験場内の様子をカラー復元した映像 - DNA

ロシア革命直前、帝政ロシア末期のロシア各地を撮影したカラー写真 - DNA

人類の軌跡、いろいろな時代を象徴している歴史的な写真38枚 - DNA

ディープネットワーク技術で自動的にカラー化された「ローマの休日」予告編がすごい - DNA

豪華客船「タイタニック」のモノクロ写真をカラーに復元した写真集「Titanic in Color」 - DNA

100年前の東京を記録した貴重なモノクロ映像を最新AI技術を駆使し4K・60fpsの超高画質でカラー復元 - DNA

この記事をブックマーク/共有する


前後の記事

DNAをこれからもよろしくお願いします!

Facebook上のコメント一覧