ギリシャの教会がロケット花火で全面戦争、復活祭前夜に行われる「Rouketopolemos(ロケット戦争)」がすごい
エーゲ海に浮かぶギリシャ・ヒオス島で復活祭(イースター)前日の夜に毎年開催される奇祭「Rouketopolemos(ロケット戦争)」の衝撃映像がこちら。アメリカやタイなどでも花火を使ったド派手な祭りは存在していますが、真っ黒闇の中教会へ打ち込まれる無数のロケット花火はこの世の終わりのような景色となっています。
動画はこちらから。
Ρουκετοπόλεμος Χίος – Rocketwar Chios – YouTube
Rouketopolemos(直訳するとロケット戦争)は、トルコ近くのエーゲ海に浮かぶギリシャ・ヒオス島ヴロンダトス(Vrontados)で復活祭前日夜に開催されるロケット花火のお祭り。
ヴロンダトスには古くからライバルされる聖マルコ教会とパナギア・エリツィアーニ教会が存在しており、この2つの教会の信者同士が相手の教会へロケット花火を打ち込み鐘楼に当てた数が多い方が勝ちというルール。
2つの教会、北側の聖マルコ教会(Churche Agios Markos)と南側のパナギア・エリツィアーニ教会(Panagia Erithiani Church)は約400mほど離れています。地図で見るとこんな感じ。
しかしどちら側の主張も相手の数よりも多いため勝負の結果は来年へ持ち越しとなっているためお祭りが永続化している模様……
1. 容赦なく教会へ打ち込まれるロケット花火
2.
3. ゲームか映画の戦争シーンを見ているようなリアルさ
またこのお祭りの起源ははっきりとはわかっていませんがオスマン時代にまで遡るとされており、1889年にオスマン帝国当局が禁止するまで本物の大砲を使って行われていたようです。
4. ロケット花火の発射台
ちなみにあまりにもこのお祭りが激しくさまざまなものが破壊されてしまうため、2016年は住民の苦情により中止となっていますが2017年に復活しています。
こちらはそこに行かないと経験できない世界の素敵なお祭りの写真です。生きているうちに体験したみたいものです。
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