コロンビア映画のオープニングに登場する女神はいつどのように撮影されたのか
コロンビア映画の冒頭に必ず登場する「自由の女神風」のオープニングロゴは一体どのようにして作られたでしょうか。30年近くも使用され続けているのですが、意外にも割と雑な感じで撮影されたようです。
コロンビア映画のオープニングロゴが撮影されたのは1992年。現在でも使用され続けているため30年近く変わっていないことになります。
コロンビア映画のロゴは大きく5回ほど改定が行われています。まずはコロンビア映画が設立された1924年、左手に盾、右手に小麦スティックを持ったローマ風女性兵士のロゴが作られました。
1928年にトーチを持って国旗を羽織った女性(アメリカを象徴するレディ・コロンビア)のロゴへと変わり、さらに変更を経て1992年に現在のロゴが撮影されています。
コロンビア映画の歴代ロゴをまとめた映像です。(「MGMライオン」ロゴの変遷も気になるところです。)
Columbia Pictures Logo History – YouTube
撮影を担当したのはニューオリンズ出身のアーティスト マイケル・ディーズ(Michael Deas)さん。
モデルはニューオリンズの新聞社「タイムズ=ピカユーン」で働く28歳のグラフィック・アーティスト ジェニー・ジョセフ(Jenny Joseph)さん。お昼休憩の時間だけという条件で決まりました。ジェニーさんがモデルをつとめたのは後にも先にもこの1回限りです。
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2012年のインタビューでモデルのジェニーさんは「慌ただしく体にシーツを巻かれ、手に持たされた電球むき出しのデスクランプを頭上に掲げていた」、続けて製作者のディーズさんは「映画に使われるとも思っていなかったし、さらに20年以上も使わ続けるとは想像もしていなかった」と話しています。
また、各映画会社の「オープニング・ロゴ」を1つにまとめてしまったのがこちらの動画。不思議と収まりはいい感じです。
配給会社のオープニング・クレジットを「全部入り」にした何故か説得力のある動画「All Studios Everything」
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