最も神秘的な天体現象「皆既日食」は宇宙からだとこんな感じに見える
2017年8月22日、アメリカを横断するように起こった皆既日食。地球上ではいきなり真っ暗になるという神秘的な現象が発生するのですが、宇宙からだとどう見えているでしょうか。ということで実際に風船とカメラを使って成層圏から撮影した皆既日食の映像です。
この映像を撮影したのは Liem Bahneman 氏。場所は米・オレゴン州の中央部。皆既日食が始まる少し前にカメラを搭載した風船を飛ばし、ほぼ宇宙の成層圏から地球を撮影しています。
2017 Total Solar Eclipse footage from a near-space stratospheric balloon on Vimeo
太陽がすっぽりと月に隠れてしまい地上の一部が暗くなっていく様子はやはり不思議ですね。太陽と月の見かけの大きさがほぼ同じという奇跡が起こす神秘的な現象です。
日本で皆既日食は2035年9月2日に見られるそう。18年後か……
アメリカ全体だとこんな感じだった模様。巨大な陰がアメリカを横断しています。
Satellite Imagery of 2017 Solar Eclipse : gifs
ちなみに日食とは月によって太陽が隠れてしまう現象。日食が起こる仕組みの詳細については国立天文台によるこちら映像で詳しく解説さています。
エクリプス―日食とは – YouTube
またNASAではリアルタイムに国際宇宙ステーション(ISS)から見た地球の映像を公開しています。皆既日食以外の日でも宇宙から見た地球は神秘的です。
国際宇宙ステーション(ISS)から撮影した地球の高画質リアルタイム映像「ISS HD Earth Viewing Experiment」をNASAが公開中
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