[閲覧注意] インド・バラナシのガンジス川で遺体を撮影する死の写真家の作品集「Sleeping Beauty, India」
ヒンズー教最大の聖地インド・バラナシを流れるガンジス川のほとりには、インド全土からオートリキシャや車にロープで縛られ毎日平均300もの遺体がやってきます。そしてこの聖地には荼毘に付される直前の姿を撮影している写真家が存在しています。
バラナシを流れるガンジス川のほとりには「ガート」と呼ばれるたくさんの階段状の沐浴場が存在してます。その一部は火葬場として利用されており、ここで荼毘に付され遺灰はガンジス川へと流れされます。また一部の人々はそのままガンジス川に流されます。
そんなインド・バラナシの聖なるガンジス川で1日16時間、葬儀中の家族と故人の写真撮影を行っているのが写真家 Indra Kumar Jha 氏(26歳)。撮影が終わると直ぐに小さなオフィスに戻り印刷して写真を渡してます。
1. 高く積み上げられた火葬用の木材と Jha 氏
17歳の時に小さなカメラを購入し特に写真の教育を受けることもなく撮影をはじめてた Indra 氏。この仕事については「上司もいないし、1日に1500〜2500ルピー(約2500〜4200円)稼ぐことが出来る」ためとても気に入っていると話します。
2. Jha 氏が使用しているカメラ「Canon IXUS 180」
写真の値段はサイズによって変わり一枚120〜200ルピー(約200〜340円)。持っている記録メディアはSDカード1枚のみのため、容量がいっぱいになるとためらうこと無く全てを削除しています。
また Jha 氏が撮影した写真は、家族の記念としてだけではなく銀行への死亡証明にも使用されています。
※ 閲覧注意。数多くの遺体を撮影した写真があります。
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14. 写真左:貧しいカーストに属するオレンジ色の花マリーゴールド、愛情や謙虚さを表す白い花リリー、最も高価な赤いバラ。写真右:そして火葬前の遺体に塗られるインドのバター「ギー」。
15. 写真左:偉い人に使用される高価な木材「白檀(ビャクダン)」。写真右:ガンジス川の聖なる水を遺体の口と額に注ぐために使用する陶器。使用後は地面に落として壊してしまいます。
16. 写真左:死体を包む布「屍衣(Kafan)」。写真右:遺体を火葬ではなくガンジス川に流す場合(子どもや妊婦など)に川底へ沈むように足にくくりつける石。
18. ガンジス川沿いにある火葬場の様子
これらの写真集「SLEEPING BEAUTY, INDIA」は、インド・バラナシの写真家 Indra Kumar Jha 氏とイタリアの写真家 Matteo de Mayda 氏の作品です。
ガンジス川の辺りでヒンズー教の精神世界に生きる修行僧「サドゥー」たちを撮影した写真と映像です。
インド・ヴァラナシのサドゥーたちの世界を写した写真集「Holy man」とドキュメンタリーフィルム「Beyond」
ソース:SLEEPING BEAUTY, INDIA – Matteo de Mayda
A Death Photographer Who Shoots on the Banks of the Ganges River
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