ペンタックス・K1000を分解・清掃・再組立するところをじっくりと見られる動画
脱がせて着せる様子が目を惹くのは人間だけではありません。複雑な機械を分解したり組立てたりする様子もまた、ずっと見ていたくなる不思議な魅力があります。こちらのペンタックス・K1000のオーバーホール動画ももちろん例外なく、ネジ回しとピンセットが大活躍しています。
ペンタックス・K1000は1976年、輸入向けに発売されその97年まで継続されたロングセラーモデル。当時としても最も廉価な一眼レフの1つで、電池を使用するのは露出計のみなので、電池を入れずとも動作し、必要最低限のコントロールしかないので構造も単純かつ丈夫。このため海外の写真学生達に広く愛されたモデルでした。動画中で分解されているのは刻印などの特徴からおそらく初期~中期の古いもの。曰く「今まで見た中で一番きったない」個体とのことです。
動画はこちらから。
Overhauling a Pentax K1000 – YouTube
動画を制作したのはカナダ・ハリファックスであらゆるカメラを修理している「Camera Repair Centre」。キヤノン・ペンタックスを得意としており、インスタグラムにも美麗な画像が投稿されています。
Camera Repair CentreさんはInstagramを利用しています:「Stages #pentax #k1000 #analog #retro #vintage #oldschool #mechanical #filmisnotdead #feelgoodshootfilm #35mm」
古いカメラ、特に動作に電池を用いないものは分解や修理が比較的容易。中にはボディの中に3Dプリンタ製のフレームを埋め込み、中身だけデジタルカメラにするというすごい改造をしている人がいます。フィルムを現像することは少なくなりましたが、モノとしてのオールドカメラにはまだまだ魅力が詰まっています。
3Dプリンタ製のフレームで古いカメラをデジタルカメラにコンバージョンした「FRANKENCAMERA」がすごい – DNA
関連記事
約1年かけてボロボロのエンジンをピカピカにレストアしているタイムラプス動画 - DNA
フィルムカメラをデジタルカメラに変身させられるフィルム型CMOSセンサ「DigiPod」 - DNA
ホンモノのゴツゴツ感、軍用暗視レンズをつけたかっこ良すぎるニコン・D700 - DNA
レンズまで完全に3Dプリンタで出力することができるフィルムカメラ「SLO: 3D Printed Camera」 - DNA
1946年製「フォード・フラッドヘッド V8」エンジンの完全オーバーホールを記録したタイムラプス映像 - DNA
熟練時計職人がロレックスのサブマリーナとデイトナを分解・組立しているオーバーホール映像 - DNA
画面の中で好きなだけ鉄砲の分解・組み立てたができるアプリ「Gun Disassembly 2」 - DNA