科学と技術

1946年製「フォード・フラットヘッド V8」エンジンの完全オーバーホールを記録したタイムラプス映像


1946年製フォード・ピックアップトラックに搭載されている「フォード・フラットヘッド V8」エンジンを解体し細かい部品まで磨き上げて再組立てるまでの全工程を撮影した約6分間のリタイムラプス映像です。この旧式エンジンのリビルド作業は6日間に渡り、その一部始終を記録した写真は4万枚にも及びます。

動画はこちらから。
(Re)Built Ford Tough: A Flathead V-8 Rebuild Time-lapse – YouTube

1. 作業前のエンジン。

2. 作業後はこんな感じに。エンジンだけ時代が違っていますね。

3. リビルド後にエンジンが始動した瞬間のメカニックの表情。最高の笑顔です。

フォード製「フラットヘッド V8」は、米・フォード社が1932年から1953年まで製造していたサイドバルブ(側弁式)エンジン。20世紀最高のエンジントップ10にも選ばれており非常に優秀なエンジンでした。

バルブがシリンダーと並列するフラットヘッド(サイドバルブ)は非常にシンプルで頑丈な構造をした旧型のエンジン形式。しかしのちに登場するOHV、OHC形式エンジンと比較すると効率が悪く低回転のため現在は自動車用としてはほぼ採用されおらず歴史の中に消えつつあります。(汎用エンジンやバイク等では現在でも採用例あり)

木製モデルを使ってフラットヘッド(サイドバルブ)エンジンの仕組みを解説している動画です。
Wood Flathead Four cylinder motor – YouTube

またアメリカを象徴するマッスルカーに搭載されていたシボレー製「スモールブロック V8(OHV)」エンジンのリビルド映像はこちらから。
60年前のザ・マッチョなアメ車「シボレー・スモールブロック V8」のリビルド全工程タイムラプス動画 – DNA

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