最先端の「完全自動運転」は周囲の状況をどのように認識して運転しているのか、テスラモーターズがデモ映像を公開
人の2倍以上安全に運転することが出来ると言われる自動運転機能。カメラやセンサからの情報をどのように解析し、またどのような判断を行っているのかがよく分かるのがこちらの映像です。実際に公道を走行して撮影されています。
動画はこちらから。公道を走行する際の法的な問題で運転席に人が座っていますが何もしていません。
Autopilot Full Self-Driving Hardware (Neighborhood Long) on Vimeo
どこからどこまでが車線なのか、また信号機や道路標識などをしっかりと認識し交通法規を守って運転していることがよくわかります。
映像の右側に表示されているのは左後方・前方・右後方のカメラ映像とコンピュータによる映像認識が表示されています。
1. コンピュータが認識しているのは以下の8パターン
緑破線:モーションフロー
赤線:レーンライン(中央、左)
紫線:レーンライン(右)
紫破線:ロードフロー
緑四角:経路上にいるオブジェクト
茶四角:信号機
青四角:オブジェクト
紫四角:道路標識
2. 左後方サイドカメラの映像
左右の後方サイドカメラは、死角のモニタや車線変更、高速道路の合流時等に利用されています。
3. 前方カメラ映像
信号機や割り込み等を捉える視野角120度の魚眼レンズを搭載したワイドカメラ、メインカメラ、遠くの物体に焦点をあわせたナローカメラの3種類のカメラが設置されています。
4. 右後方サイドカメラ映像
5. ちなみに車全体には、視野360度、最長250m先を視認できる8台のカメラと12個の超音波センサが搭載されています。
さらにスマホを使い駐車場から目の前に車を自動運転で呼び寄せるサモン(Summon:召喚)機能や車を下りてから自動で駐車場スペースを探して駐車する機能もあります。
なので、玄関前まで呼び寄せて車に乗り込むと何もせずともスケジュールから自動判断して目的地まで行き、車を降りると勝手に駐車するという未来感たっぷりこともすでに実現可能となっています。
ちなみテスラモーターズ社の車は充電に関しても自動で行えるようになる模様。専用ロボットの特徴的なビジュアルが気になりますが……
何かちょっと違う気がする……テスラモーターズが開発した自動充電装置ロボットのデモ映像
ソース:自動運転 | テスラジャパン
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