100年前の世界はこんな感じだった、19世紀末から20世紀初頭に世界各国の日常風景を撮影したモノクロ写真
ヨーロッパの大都市、アジアの農村など約100年前にあった風景を記録した貴重なモノクロ写真です。写真が撮影された当時と都市名や国名が変わってしまったところなどもあり100年の時の流れを感じることが出来ます。
1. イギリス・ウェールズ、1911年
アベルアイロンの手動ケーブルカー「アーロン・エキスプレス」で川を渡る人々
2. オランダ・アムステルダム、1891年
ボートを漕ぐ男性
3. ビルマ（現ミャンマー）、1900年頃
牛車に乗るビルマ人女性たち
4. オスマン帝国の首都コンスタンティノープル（現トルコ・イスタンブール）、1912年
金角湾に架かるガラタ橋
参照：無類の美しさ、19世紀に描かれたコンスタンティノープルのイラストいろいろ
5. デンマーク・コペンハーゲン、1887年
6. フランスの修道院「モン・サン＝ミシェル」、1889年
モン・サン＝ミシェル前の漁師たち。島だったモン・サン＝ミシェルへ1877年に道が作られていましたが、砂が堆積したため2009年に取り壊されています。
7. イタリア・ローマ、1885年
ハドリアヌス霊廟近くのテベレ川で釣りを楽しむ二人。
8. イタリア・ジェノバ、1886年
9. ベトナム・トンキン（現ハノイ付近）、1907年
水を運ぶ少女たち。トンキン（漢字では東京と書く）の地名は「トンキン湾」に残っている。
10. イギリス・スコットランド、1887年
スコットランド北部のハイランドに住むハイランド人
11. スリランカ、1884年
スリランカ中部の中心年キャンディの高官たち
12. イタリア・ロンバルディア州のコモ湖、1887年
13. ドイツ・コンスタンツのボーデン湖、1912年
ボーデン湖（コンスタンツ湖）は、ドイツ、オーストリア、スイスとの国境に面したアルプス地方の湖。
14. フランス・パリ、1904年
1971年まで中央魚市場があったパリ中心部のレアール。現在は巨大ショッピングモールとなっている。
15. ドイツ・ケルン、1886年
ライン川の橋を渡る機関車
16. 米・ニューヨークのマンハッタン、1907年
17. イギリス・ロンドン、1908年
馬車で移動するお肉屋さん
18. ラオス、1890年
19. ビルマ（現ミャンマー）、1885年
水牛を使って水田を耕している
20. スリランカの最大都市コロンボ、1906年
21. オランダ・ロッテルダム、1890年
マース川に架かる鉄道橋
22. ドイツ・ストルツェンフェルス城、1888年
西部の都市コブレンツ近郊のライン川沿いにある1842年に完成した城
23. 日本・神戸港、1909年
参照：明治後期に日本の何気ない日常の様子を撮影した貴重なモノクロ写真集
24. イギリス・ロンドン、1908年
800万人が来場した博覧会「Franco-British Exhibition」
25. 米・ミネソタ、1910年
蒸気機関で動くトラクタ「トラクションエンジン」
26. 米・ボストン、1875年
27. イギリス・ロンドン、1907年
全く様変わりしてしまった所もあれば、さほど変化していないような所もありますね。日本の場合100年前というと明治・大正の時代。今ではもうなかなかその時代の風景を見ることは難しくなっています。
ちなみにこちらの写真は、20世紀初頭にフランスの大富豪が私財を投じて始めた地球を記録するという壮大なプロジェクト「The Archives of the Planet」で撮影されたもの。1909年〜1931年の世界50カ国以上が撮影されています。
20世紀初頭の大富豪が22年に渡り世界中に写真家を派遣し撮影した壮大なカラー写真プロジェクト「The Archives of the Planet」
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