アートとデザイン

世界の有名な文学作品に登場する架空の食事をリアルに再現した「Fictitious Dishes」


19世紀から現代までの約200年間に発表され世界中で読まれている文学作品の作中で登場人物たちが食べている架空の食事をリアルに再現した写真作品「Fictitious Dishes」です。作中で描かれているその時代のその瞬間の雰囲気を感じることが出来る作品となっています。

1. 「ベル・ジャー」(1963年)、シルヴィア・プラス著

アボカドとカニのサラダ

2. 「ライ麦畑でつかまえて」(1951年)、J・D・サリンジャー著

スイスチーズ・サンドイッチと麦芽乳

3. 「不思議の国のアリス」(1865年)、ルイス・キャロル著

ティーパーティーのお茶

4. 「路上」(1957年)、ジャック・ケルアック著

アップルパイとアイスクリーム

5. 「グレート・ギャツビー」(1925年)、F・スコット・フィッツジェラルド著

様々なオードブルが並べられたビュッフェ

6. 「秘密の花園」(1910年)、フランシス・ホジソン・バーネット著

ロースト・エッグ、新鮮なバターと塩が添えられたホット・ポテト

7. 「白鯨」(1851年)、ハーマン・メルヴィル著

漁師飯と貝

8. 「アルプスの少女ハイジ」(1880年)、ヨハンナ・シュピリ著

おじいさんが鉄製の長いフォークを使って火にかけ、両面を黄金色になるまで焼いたチーズ。

9. 「変身」(1915年)、フランツ・カフカ著

古く半分腐った野菜、夕食で食べた肉の骨、レーズンとアーモンド、チーズ、バターと塩のスプレッド……。

10. 「ラスベガスをやっつけろ」(1971年)、ハンター・S・トンプソン著

テキーラとスライスしまくったグレープフルーツ

11. 「オリバー・ツイスト」(1837年)、チャールズ・ディケンズ著

子どもが「お願いします、ご飯をもう少しくだいさい」とお願いするくらい少量の食事

12. 「アラバマ物語」(1960年)、ハーパー・リー著

捕まえた鳥を調理した朝食

13. 「ドラゴン・タトゥーの女」(2005年)、スティーグ・ラーソン著

コーヒーとチーズ・サンドイッチ

14. 「スワン家のほうへ」(1913年)、マルセル・プルースト著

ある冬の寒い日に帰宅した時に母が用意してくれた「お茶とマドレーヌ」

15. 「チキンスープ・ライスいり」(1962年)、モーリス・センダック著

作中に登場する食べ物の写真を見ているとストーリーが蘇ってきたり、想像したりしてしまいます。まだ読んだことのない作品や以前に読みふけったことのある作品はもう一度読み直してみる良い機会ではないでしょうか。

これらの写真はニューヨークで活躍するデザイナー、アートディレクター Dinah Fried 氏の作品です。また「Fictitious Dishes」として販売されています。

ソース:Fictitious Dishes: Elegant and Imaginative Photographs of Meals from Famous Literature | Brain Pickings

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