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[閲覧注意]触れた生物を石へ変化させるアフリカの死の塩湖「ナトロン湖」


非常に水温が高く、強アルカリ性・高塩分濃度のため、ほとんどの生物が生きることが出来ないアフリカ・タンザニアのナトロン湖。近寄る生物を生きていた時の姿のまま石にしてしまうという恐ろしく神秘的な現象が起こる不思議な湖です。

アフリカ・タンザニア北部にある強アルカリ塩湖「ナトロン湖」は、流出口がなく水の損失して蒸発するのみのため塩分濃度が非常に高くなります。ごく限られた種類の藍藻(らんそう)類とその藍藻類をエサとするフラミンゴ、1種類の魚が生息するのみであり、その他の生物を決して近づけない湖です。

湖の温度は60℃にも達し、水には高濃度の炭酸ナトリウムと塩が含まれていることにより、何かの理由により湖に落下した動物たちは完璧な保存状態で石灰化されてしまいます。

これらの写真は、湖の岸に流れ着いていた動物たちを元の生きていた時の姿を再現して撮影されたものです。また作者の Nick Brandt 氏によると「鳥たちのはっきりとした死因はわかないが、鳥が透明のガラスにぶつかってしまうように、湖面の反射に混乱して湖へ突っ込んでしまったのだろう」と話しています。

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「ナトロン湖」を地図で見るとこんな感じになっています。

大きな地図で見る

これらの写真は写真家 Nick Brandt 氏の作品であり、写真集「Across the Ravaged Land」に収録されています。

現在、ナトロン湖は絶滅の危機に瀕しているフラミンゴたちの貴重な繁殖地となっていますが、近年水力発電所の建設や湖岸の炭酸ナトリウム工場などの影響により湖本来の環境が変化しつつあり、フラミンゴの繁殖地としての存続が危ぶまれている現状があります。

ソース:Deadly lake turns animals into statues – environment – 01 October 2013 – New Scientist

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