まったくの白紙状態から最新技術を投入して開発されたランボルギーニの新12気筒エンジンが登場
「ランボルギーニの歴史におけるマイルストーン」と自ら位置づける新12気筒エンジンと新ISRトランスミッションの写真とムービーの紹介です。排気量は6.5リッター、最高出力は525kW(700ps)、最大トルクは690Nmというスペックも素晴らしいのですが、見た目も相当に迫力があります。
独立した4基のスロットルバルブを採用し、滑らかなトルクカーブと強大なパワーが特徴で最高出力は515kW(700ps)/8,250rpm、最大トルクは690Nm/5,500rpmといったスペックのエンジン。2011年初頭から製造が開始され、来年発表されるムルシエラゴ後継車の強力な心臓部になるとのこと。
軽量化のため、クランクケースと4バルブのシリンダヘッドはアルミニウム・シリコン合金を採用しています。
官能的でまぎれもないランボルギーニ・サウンドを発生し、回転数を上げた時には素晴らしい咆哮を奏でるとのこと。
エンジンとギアボックスの全体写真。ギアボックスはISR(インディペンデント・シフティングロッド)と呼ばれる特別なトランスミッションを採用。
シフト操作を順次行う仕組みの従来型のギヤボックスに対し、ISRはシフティングロッドがギヤを分離する間に、別のシフティングロッドが次のギヤを噛み合わせることにより、短いシフトタイムを実現しており、デュアルクラッチ・トランスミッションと比較して約50%も短いシフトタイムとなっています。
エンジンの組み立てムービー。何かとんでもない機械を見てしまった気になってしまいます。
ランボルギーニ社長兼CEOステファン・ヴィンケルマン氏、研究開発部ディレクターのマウリッツィオ・レジアーニ氏のインタビューなどのムービーはこちらのリンクから見ることが出来ます。
AUTOMOBILI LAMBORGHINI – Collegamenti Rapidi
また、「この新しいパワーユニットは、当社の製品ラインナップの頂点に君臨するだけでなく、ランボルギーニ・ブランドの将来に対する巨大な投資の一部をも構成するのです」と、アウトモビリ・ランボルギーニの社長兼CEOのステファン・ヴィンケルマン氏は述べています。
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