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圧倒的存在感で高速道路を並走する1927年製の蒸気機関車


米・カリフォルニア州の高速道路の真ん中に敷かれたレール上を走行する1920年製蒸気機関車。その迫力のボディと蒸気音は現代社会ではなかなか見るとこと出来ない存在感があります。

「サンタフェ 3751」は、1927年にボールドウィン・ロコモティブ・ワークスが製造したアッチソン・トピカ・アンド・サンタフェ鉄道の蒸気機関車。正式名称は「アッチソン・トピカ・アンド・サンタフェ 3751(Atchison, Topeka & Santa Fe 3751)」。1957年に現役を退き現在は米・カリフォルニア州サンバーナーディーノで保存されています。

1.

動画はこちらから。
Santa Fe 3751 (Los Angeles-San Bernardino) Feat. High Speed Pace! – YouTube

この映像は米・カリフォルニア州のサンバーナーディーノとロサンゼルス間を走っている蒸気機関車「サンタフェ 3751」を並走する車の後部座席から撮影したものです。

2. まるで蒸気機関車が高速道路を走っているかのような光景。ちなみこの時の蒸気機関車の速度は88〜96km/h程度。「サンタフェ 3751」のトップスピードには程遠く1941年に165km/hを記録しています。

3. 真横からみるとこんな感じ。連結しているディーゼル機関車は電気の供給とブレーキのためであり蒸気機関車を押しているわけではない模様。

4. なんかアメリカ感がすごい

5. 煙突からの煙が少なく感じるのは機関士の腕がよく効率よく燃料を使用しているため。燃料は1936年にエンジンを石炭用から石油用へ変更しています。

6. 遠い過去を見ているような気がしてくる組み合わせ

他の角度から撮影された「サンタフェ 3751」。高速道路の真ん中を走る姿は壮観です。
Santa Fe 3751 Steam Special in 2014 – YouTube

またこちらの映像はイギリスの幻の蒸気機関車「フライング・スコッツマン」をひと目見ようと集まった人々。かなり運が悪いとしか……
待ちに待って現れた幻の蒸気機関車「フライング・スコッツマン」が目の前で消えてしまう

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