科学と技術

ライフル弾向けのポリマー樹脂製薬きょう、.308口径から2013年12月に販売開始


2011年のSHOTショーで、アメリカのPCPアミュニション社がポリマー樹脂製の薬莢を展示して話題となっていましたが、いよいよ2013年12月に発売になります。


こちらがPCPアミュニション社のポリマー樹脂薬きょう。単純に型で抜いただけではなく、底は雷管の爆発に耐えられるメタルインサート入りになっている、必要な強度に合わせた3ピース構造になっているようです。

精度は1/100mm、摂氏マイナス40度から73.89度までが使用範囲としています。ただしポリマーの特性上、低温では割れやすくなり高温では強度に劣るとのこと。1度使った薬莢の再利用は不可です。

放熱性能も高くはないため貼り付き防止のフルート入り薬室での使用は非推奨。また熱のこもりやすいクローズドボルトの銃、連発銃での使用も進められていないようです。

弱点だらけのようですが利点はとにかく軽量なこと。真鍮薬きょうの半分、弾薬全体では30%の重量減となり、たくさんの銃弾を運ぶ際の負担が軽減されます。また軍用向けに弱点をカバーしたものの開発も進んでいるようです。

発売はまず狩猟用、射撃競技、軍用に多く用いられている.308口径の、特に精密な「マッチグレード」として販売がスタート。その他口径やピストル向けには順次発売されていくようです。

.308のほかに.223、.338ラプア、.50などを射撃している動画はこちらから。
pcpshortvid – YouTube

樹脂製薬きょうは他にもスペインのExtreme Polymer Research社がピストル用のものの開発を続けているなど競争が激しい分野。これまでほぼ手つかずのジャンルであったため、注目が高まります。

ソース:ARG&H Deer Issue (30)

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