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[閲覧注意]アメリカの小学校で発生した乱射事件をベースにしたショッキングなFlashゲーム「The Slaying of Sandy Hook Elementary」


2012年12月14日に発生したアメリカ東海岸のコネチカット州サンディフック小学校銃乱射事件では、教職員・生徒合わせて26人が死亡するという大変な凄惨な事態となりました。これからご紹介するのはこの事件を元にしたFlashゲーム。社会への問題提起という手法としての「残酷なゲーム」ということのようですが、はたしてこれは是でしょうか否でしょうか。題材が題材なだけに刺激的な表現が多いので、閲覧には注意が必要です。


「The Slaying of Sandy Hook Elementary」ではプレイヤーは、犯人アダム・ランザとして母親を殺した後、小学校で手当たり次第に攻撃していくことになります。

左右キーで移動

ドアを開ける、アイテムを拾うなどのアクションは「A」キー。

上下キーで武器を挙げたり降ろしたりします。

「母親を撃て」という指示。「S」キーで射撃します。

何度か撃つとライフルと車の鍵が手に入ります。

シーンは学校へ。

「A」キーでドアを蹴破る。

後はただ残酷なゲームです。

タイムアップ、あるいは途中で「X」キーを押すと

プレイヤーは自分の頭を撃ちぬきます。

実際の被害者数と比べた割合が表示されます。

「HISTORICAL」モードはこれで終了。順番に「GUNCONTROL」モード、「EAGLETEARS」モードでプレイできるようになります。

「GUNCONTROL」モードその名の通り「銃規制」があって銃が手に入りません。

代わりにカタナを使うことになります。

「恐怖の叫び」

「命乞い」

最後は毒物を飲むようです。この後スコアが表示されます。

「EAGLETEARS」モードは教職員が武装しているというパターン。実際になんどか検討されています。ただしこのモードでは銃弾はプレイヤーにあたらず、他の教師や生徒を誤射することになっています。

要するに、銃あり、銃なし、教職員も銃あり、という3つの平行世界でそれぞれ「殺害率」がどうなるかを比較し、銃に規制がない状態について是非を問う、という体になっているというわけです。

カタナの動きは緩慢で、銃よりも率は大きく下がります。(画面の数字はスクリーンショット取得のため複数回プレイしているため、実際は違った数字になります)

クレジットでは作者からのメッセージを聞くことができます。出身地のテキサスと比べて現在住んでいるオーストラリアの銃規制の厳しさ、必要性を説き「現状に満足できないなら地元議員や全米ライフル協会にきちんと働きかけるべきだ」と呼びかけています。

サンディフック小学校乱射事件は、幼い子どもが無差別に標的になるという不条理で、これ以上なくむごたらしい事件でした。折から乱射事件が続いていたこともあり同年夏には国土安全保障省が注意喚起の動画を制作していたばかり。親は子ども向けの防弾プレート入りバックパックを買い与え、軒並み品切れになるなどパニックが広がりました。

しかし翌年2013年の初春にはそうした社会的パニックは忘れられたのか、議会での銃規制法案議論もほとんど盛り上がりを見せないまま「ブーム」は収束していったようです。もともと「銃規制」というワードについては「そりゃまぁやらなきゃならないだろう」という他人事的な空気があったのも事実です

こうしたショッキングな意図を持ったゲームで、人々はあの時の惨状を追体験し、思い出すことはできるのでしょうか。そもそもゲームという形での問題提起は許されることなのでしょうか。「不謹慎ゲーム」と片付けてしまうには、考えさせられる点が多々ある作品です。

ソース:gogem.pro • Based on the shootings at Sandy Hook Elementary,…

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