ネット・PC

お値段たったの2000円、USBメモリサイズのパソコン「Raspberry Pi」が登場間近


10年前、まさか25ドル(約2000円)で超小型パソコンが買える時代が来る、といったらおそらく鼻で笑われたことと思いますが割とあっさり実現してしまいました。教育機関向け、すべての児童にパソコンを1台ずつ与えるべく「Raspberry Pi Foundation」がUSBメモリサイズのPCを作り出しました。


ノートパソコンのようにディスプレイと電源など複数のハードウェアをひとつに組み合わせると技術的にも難しく、また故障した際に全部交換となるためどうしても導入・運用コストが上がってしまいます。

その代わりに機能を絞り、大量生産することで価格をぐっと下げるという計画。1台当たりの目標価格を25ドルとしていますが、これだけシンプルなハードウェアなら十分達成できるでしょう。

OSはUbuntuなどを想定。デスクトップを軽量なものに入れ替えればさらに快適に使えそうです。GIMPのようなグラフィックソフトも動作していますね。トップ画像の基板の上についている黒い立方体は1200万画素のカメラですが、このようにある程度の拡張も可能なようです。

スペックはこんな感じ。少し昔のネットブックという感じですね。

700MHz ARM11
128MB of SDRAM
OpenGL ES 2.0
1080p30 H.264 high-profile decode
Composite and HDMI video output
USB 2.0
SD/MMC/SDIO memory card slot
General-purpose I/O
Open software (Ubuntu, Iceweasel, KOffice, Python)

教育用途の安価なPCというとMIT主導のOLPCプロジェクトを思い出します。1台わずか100ドルという価格のノートPCを教育用にすべての子どもに配布するというものですが、このプロジェクトがきっかけで「ネットブック」というジャンルが誕生したのは有名な話。

多数のPCが配布されることでCPUやOSの世界シェアが変動するため、インテルやマイクロソフトがいまいち非協力的だったため……という事情もあったそうですが、この「Raspberry Pi」も何かそういうものごとが動く大きなきっかけになればいいと思います。

YouTube – Raspberry Pi – the £15 computer

ソース:Raspberry Pi Foundation

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