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ノートパソコンの内蔵カメラで泥棒の顔を撮影・自動で持ち主に送信する罠ソフトが大活躍


小型・軽量な割りに高価なノートパソコンは、しばしば泥棒のターゲットになります。しかしセキュリティソフトによる罠をかけておいたおかげで、内蔵ウェブカメラが泥棒の顔をはっきりと撮影、捜査の手がかりとなりました。


2011年1月16日、アメリカ・バーモント州の25歳の女性の家に何者かが侵入、ノートパソコンを含む電化製品が盗難されるという事件が発生しました。女性は4ヶ月前に引っ越してきたばかりで、不慣れなところを狙われたものと思われます。

しかしノートパソコンには「罠」がしかけてあり、起動する度に内蔵カメラで使用者を撮影、自動で画像を送信するようになっていたのです。

盗まれてから5日後、見事に罠が発動。女性の携帯電話に盗まれたノートパソコンからのEメールが着信しました。

届いた画像はこちら。

女性はこの写真を持って警察に相談。警察は「盗んだ本人かは分からないが、重要な手がかりを持っていることに間違いは無い。この2人を知っている人はすぐ連絡して欲しい」と情報を広く求めています。

うっかり犯人の顔を見てしまうと危険も増すのですが、こうした盗難対策のソフトウェアは最近人気があるようです。Win・Mac・Linux・Androidと多数のプラットフォームに対応したオープンソースウェア「Prey」もその1つ。

データの遠隔ロックや画像の撮影といった基本はもちろん、ネットワークや内蔵GPSによる位置情報の取得などかなりパワフルな機能がワンタッチで使えます。

Open source anti-theft solution for Mac, PCs & Phones – Prey

位置情報を辿っていくと犯人とはち合わせするので、警察に連絡するなりして安全には十分に配慮しましょう。

ソース:Stolen laptop sends picture to owner | wavy.com

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