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AIのパワーでものすごくリアルな見た目になった「GTA V」の生々しい動画


PCの性能向上の結果、ゴージャスな見た目はゲームの大きなセールスポイントとなりました。Intelの研究所はさらに一段上、まさにビデオカメラで撮影した動画のようなビジュアルを得るべくAIを用いた新手法を開発。これで変換された「GTA V」はものすごく生々しくなります。

こちらがGTA Vのゲームエンジンが生成した画像、つまり私達が普段ゲーム中に見ているものです。十分にリアルなものに見えますが、やはりどことなく作り物であるようにも感じます。

Intelが今回開発したのは、人工知能を用いて学習用のデータとゲームの画像を合成するという技術。これが学習用に車載カメラから撮影されたCityscapesの画像ですが……

これを合成するとこの通り。実際に動画で見ると交通事故の瞬間を目撃したYouTube動画のような雰囲気でぐっと生々しくなります。Intelのサイトでは他にもMapillary Vistasを学習に用いた画像が公開されていますが、こちらも見事な合成です。

さて、いったいどのようにして合成を行っているのでしょうか?従来の方法では人工知能がこのように不要なものを合成して映像が不安定になる問題があります。

人工知能はパターンにマッチしたものを変換するわけですが、これに失敗するとこんな感じで奇妙なものを生成してしまいます。
AI(人工知能)が女性のヌードを描くとこうなる 狂気に満ちたシュールな裸婦画が生み出される – DNA

これを避けるためにいろいろな工夫がされました。その一つが、ゲームエンジンから生成されたオブジェクトごとの距離や光の当たり方、素材といったデータ。これを用いてマスクを生成して、合成の仕方を変えているようです。

また元のデータセットの映像の傾向とゲームの視界は当然違います。Cityscapesの場合はGTAよりも空が狭く写り、そしてベンツのヘッドマークが写り込んでいます。このためGTA側にもベンツのヘッドマークを合成してしまうケースが多かったそうです。

Intelが開発した手法では、これを避けるためAIが見られる視界を区切って、個別に評価するようにしました。

動画はこちらから。
Enhancing Photorealism Enhancement – YouTube

人気があった過去の作品をいわゆる「HDリマスター」するケースはたくさんありますが、AIを使った再レンダリング手法によってこれらにどういう影響があるでしょうか。
HDリマスター版「CoD: Modern Warfare」ステージ1プレイ動画が公開 – DNA

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