生基板にパターンを直接印刷できるように改造されたレーザープリンター「haxmark460」の動画
電子工作が趣味の人なら一度は悩んだことがあると思われる基板の製作。ちょっと凝ったことをしようと思うと、劇物や複雑な手順が必要になります。しかしこちらのハックされたレーザープリンターを使えば、そんな手間を少しだけ省いてくれます。
基板を作るには、まず回路のパターンを生の基板にプリントし、その上で余分な導電部分をエッチングで除去します。基板へのプリントは、写真の現像と同じく薬品を感光させたり、レーザープリンタでOHPフィルムに印刷したものを熱転写したりという方法がありますが、この方法ならいきなり基板へのプリントが完了するのでかなり便利。
Lexmark社のプリンタを改造し、アルミのキャディが通せるようにしてあるようで、中身がごっそり抜かれています。
動画はこちらから。
haxmark460 – Lexmark e460dn Direct PCB printing – YouTube
過去に同じようなことをしている人も。残ったトナーはアセトンで拭き取れば、きれいな銅箔が残ります。
Direct Laser Printing – YouTube
最近では少数生産でもお安く基板を作ってくれる製造業者さんも多いのですが、動画の作者はブラジル在住でそうしたサービスにはアクセスしにくいとのこと。3Dプリンタは最近ブームですが、こうした電子回路製作の補助になるようなガジェットがどんどん出てくると面白いかもしれません。
金属3Dプリンタによる1911型45口径ピストルの製造・実射にアメリカの企業が世界で初めて成功 – DNA
ソース:haxmark460 – Home PCB Printer | Hackaday.io
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