科学と技術

旅客機内の客席に紫外線を一気に照射して殺菌・消毒できるカート型UVライト「Germfalcon」


交通手段が高速化することで新たに問題となってきたのが伝染病対策。特に旅客機は大量の保菌者を高速に拡散させる危険があります。こちらの「Germfalcon」は機内の設備を一気に殺菌・消毒できるデバイス。いわく99.9%の殺菌が可能とのことで、より確実な検疫が可能になります。

「Germfalcon」はアーサー・クライテンベルグ博士とその息子、エリオット・クライテンベルグ氏が起業し作り上げた旅客機用殺菌デバイス。

旅客機内の食事や飲み物を収納するギャレーに収まるサイズになっており、使用するときはこのように羽を広げるようにして通路の左右の座席に紫外線を照射、一気に殺菌することができます。

使用者を飛沫などから守るシールド付き。

畳んで使えば座席の後ろ側やトイレなど、狭い場所の殺菌も可能です。

元はKickstarterで出資者を募集したことがあり、その時は自動的に通路を行ったり来たりする無人運用殺菌ロボでした。

動画はこちらから。
GermFalcon Airplane Disinfection Demo – YouTube

何も無いように見えても、微生物はありとあらゆるところに付着しています、飛行機はときに危険な病原菌の保菌者を大量かつ高速に運んでしまい、パンデミックの原因になってしまうこともあるためこうしたデバイスはどんどん進化してほしいものです。
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