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自宅のピアノにピアニストを召喚して合成できる不思議なアプリ「AR Pianist」


ピアノを習うには上手い人の演奏を見たり聞いたりするのが大事なのですが、費用や時間の問題もあるのも事実。しかしこちらの「AR Pianist」を使えば、いつでもどこでもポリゴンのピアニストを召喚できます。


開発したのはシリア出身、現在はフィンランドに住む3Dアーティスト、フェイズ・サルカさんが、自身がトップを務めるMassive Technologies社で発表したARアプリのプロトタイプ。

機械学習によってカメラからピアノの形状を読み取り、誤差1cmという凄まじい精度で鍵盤とリアルタイムにピアニストを合成します。ちなみに動画1フレームから合成可能で、3Dカメラも必要ありません。

合成されたピアニストがショパンの「革命のエチュード」を演奏しているところ。位置もピッタリ、演奏と手の動きのマッチもほぼズレなしでここまでの合成が可能です。

ARヘッドセットで自分の手元を映しながら「お手本」の動きを見ることができる、などの教育用途が考えられているとのこと。演奏速度を1/100にして練習したりもできるので、独学にはぴったりのアプリですね。

ピアノは今でも楽器や奏法が少しずつ進化を続けている楽器。当然教え方・学び方も変わってきます。デジカメの普及が写真愛好家を増やし、レベルを引き上げたのと同じことがいろいろな場所で起こっています。
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