その国でもっとも多い名字(姓)がよくわかる世界地図
世界中にはたくさんの名字が存在しており国や地域によって大きな特色があります。中国では王(約7600万人)さん、日本では佐藤(約180万人)さんなど、その国でもっとも多い名字をまとめたのがこちらの世界地図です。
そもそも名字が存在しない文化の人々もたくさんいますが、名字の由来も本当に様々です。こちらの地図では大きく6つのカテゴリに分類されて色別で表示されています。
赤:父親・祖先、オレンジ:仕事・職業、水色:個人の説明、紫:地形、青:パトロン、ピンク:地名
2. アフリカ
アフリカの名字は地形、職業、血統、個人的特徴に由来するもの多く存在しています。アフリカ大陸固有ものでは「賞賛」に由来する名字があり、例えばコンゴでもっとも多いバントゥー系民族起源のイルンガは「1度目の虐待は許す、2度目も大目に見る、3度目は絶対に許さない人」を意味します。
3. アジア
アジアの名字は世界的に見るとばらつきが少ないことで知られています。日本の名字は比較的多くのバリエーションがありますが、中国では13人に一人が王、韓国では5人に1人が金、そしてベトナムでは4人に1人がグェンと言われています。
4. ヨーロッパ
ヨーロッパの名字は祖先の職業に由来のものが多く、イギリスの職人を意味するスミスやルクセンブルクの鍛冶屋を意味するシュミットなどがあります。その他は豊かな地形や景色などその土地に由来するものも多く存在しています。
5. 北アメリカ
ハイチはフランス系、エルサルバドル、ホンジュラス、メキシコはスペイン系など植民地由来の名字が多い中米。北米は安定のスミスとなっています。
6. 南アメリカ
南米も中米同様にもっとも多い名字はスペイン起源のものです。そんな中、ペルーでは先住民系がルーツで宝石を意味するキスぺがもっとも多い名字となっています。
7. オセアニア
オーストラリアとニュージランドではイギリス系のスミス。ミクロネシアでは日本が起源されるMORI(森)がもっとも多いようです。
またこちらは様々なデータをビジュアル化した40枚の世界地図です。なかなか興味深い……
世界の色々な統計データをビジュアル化して、詳しく知ることができる世界地図40枚
ソース:The Most Common Last Name in Every Country – NetCredit
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