科学と技術

謎の新型小型航空機「Celera 500L」の開発実験が目撃される


陸と海をほぼ征服した人類の目は、今や物理的にも商業的にも未開拓な空、その先の宇宙に向きつつあります。そんなわけで色々なベンチャー企業が、航空機開発、宇宙開発を行っていますが、そのうちの一つ、Otto Aviation社が謎の小型航空機の開発を進めているそうです。

アメリカ・カリフォルニア州に拠点を置くOtto Aviation社が開発するCelera 500Lは、なんとなく宇宙機のようなユニークなフォルムと、こちらもまたユニークな「推進式」プロペラ動力の航空機。

メディアにはほとんど露出がなくこっそりと開発を進めていますが、高度6万5千フィート(約2万メートル)の高空を時速約740~820kmで飛行するというその目標性能と、ガロンあたり48~68キロメートルという燃費の低さで話題となっています。

軽量小型であることはもちろん、V12ディーゼルエンジンのRED A03エンジンに多段ターボチャージャーを組み合わせたエネルギー効率の高い動力、そして排気の一部を推力として用いるシステムなど、色々な工夫の結果が低燃費につながっているそう。

地上走行試験を目撃した人のインスタグラム。

積載量はそれほど多くないが、軽飛行機並の燃費で、かつずっと高速・高高度を飛ぶ……という飛行機にどのようなニーズがあるのかが不思議で、かなり特殊な飛行機になりそう。あるいはこちらの「飛ぶセグウェイ」の再来を目指しているのかもしれませんね。

まさに「飛ぶセグウェイ」1974年に実現していた1人乗り飛行機械「X-Jet」 – DNA

ソース:Potentially The Most Revolutionary Aircraft You Have Never Heard Of Has Flown – The Drive

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