無実の被害者の車に違法薬物を仕込んで冤罪逮捕していた悪徳警官が逮捕
警察官は公職であるにもかかわらず「ノルマ」が存在しています。そして残念ながら、世の中には真面目な警察官ばかりがいるわけではありません。自分の業績を上げるため、交通取締りで呼び止めた車に違法薬物を仕込んで冤罪逮捕を繰り返していた不良警官が逮捕されました。
逮捕されたのはフロリダ州の郡保安官代理、ザック・ウェスター。低所得者とみられる自動車を呼び止め、車内検査を行うと見せかけてトランクやセンターコンソールに薬物を隠し、これを「発見」して自分の業績としていました。匿名の通報や冤罪逮捕者からの訴訟が相次いでいたことから、フロリダ州警察や同州民主党議員が11ヶ月間かけて調査を行ったところ、ボディカメラに証拠を植え込む決定的瞬間がいくつも撮影されていたことがわかりました。
犠牲者は今の所判明しているだけで11名。ウェスター元保安官代理は現在、合計で懲役100年を超える52件の罪で起訴されていますが、刑事事件に強い高名な弁護士を雇ったと言われており、全面的に争う構えのようです。
動画はこちらから。
Bodycam Catches Cop Planting Drugs During Traffic Stops | NowThis – YouTube
最近のアメリカの各州の警察官はボディカメラの装着が義務付けられていることが多く、警察官と容疑者、いずれに非があるのか微妙なケースで証拠に用いられるケースも増えてきました。こちらのケースも以前なら過剰防衛なのか、正当な執行力の行使であったのか揉めたでしょうが、こうして映像が残っていることできちんと判断ができるようになっています。
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ソース：‘He gets to feel the pain’: After Wester arrest, victims see righting of scales of justice
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