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WebサイトのUI設計がマズいとめちゃくちゃ使いにくくなることがよく分かるジョークサイト「User Inyerface」


Webサイトにある色々なテキストやボタンは、考慮に考慮を重ねて配置され、押し間違えたり誤読したりしにくくなっています。しかし、もしこれらがものすごく適当に作られていたら……そんな恐怖とめんどくささを味わえるのがこちらのジョークサイト「User Inyerface」です。

こちらが「User Inyerface」。もうタイトルからスペルミスがある辺り、期待と不安がないまぜに高まっていきます。一応ゲーム仕立てになっており、クソUIで作らたフォームすべてに入力することができればゴールです。
User Inyerface – A worst-practice UI experiment

なお、スタートするにはここらへんから正しい部分をクリックしなければなりません。「NO」はないとして……さてどれが正解でしょうか。

1ページめはパスワードとメールアドレスの入力。「クッキーを使用しますが問題がありますか?」に「そうでもない/はい」という自信なさげなボタンなどシンプルですが罠だらけです。

パスワード強度のチェックがありえないくらいめんどくさい。またチェックボックスは「利用規約を承認しません」なので注意。あとタブで移動もできません。もう既に疲れてきました。

罠だらけですがじっくり読んでるとダイアログボックスで急かされます。閉じるボタンは左下、著作権表示に見える「Close」のテキスト。

パスワードとメールアドレスの入力を抜けたら、今度はプロフ写真と「興味があるもの」の選択。基本的に押しやすいボタンは全部罠。チェックボックスの中にも罠がしかけられています。

やっとこたどり着いた個人情報入力画面。年齢と生年月日、性別と「Mr/Ms」が合ってないと通れません……というか右下のチャットボックスが邪魔で次のページにいけませんね……

「How to close this?(これはどうやって閉じたらいいですか?)」と入力しようとしたら予測入力でめちゃくちゃなテキストが入っていきます。なお送信ボタンに見える「Send to Bottom(下に送る)」ボタンをクリックすると下に沈んでいきました。これはクソUI。

最後はロボットチェック。「Glasses」は通常「メガネ」の意ですが「Glass(ガラス)」の複数形でもあるので、複数のガラスのコップや複数のガラス板が写っているやつは全部対象。間違うとまた違うものが出てきます。

結果、めちゃくちゃ時間がかかってしまいました……。

入力チェックが意味もなく複雑に作ってあったり、配置や色使いが慣習的なものと違っていたりするだけで、Webサイトがここまで使いにくくなるとは……このレベルのクソっぷり、普通はなかなか見ることはないだけに逆に新鮮な気分になれること間違いありません。

近未来を舞台にしたフィクションに登場するインターフェイス、めちゃくちゃかっこいいですが現場の人はどれくらい使いこなすことができるのでしょうか。将来こんなのばっかりになってしまうのかと思うとちょっと不安です。
古今のSF作品に出てくるかっこいいユーザーインターフェイスの画像いろいろ – DNA

ソース:User Inyerface – A worst-practice UI experiment

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