科学と技術

タバコの次は音響手りゅう弾……電子式フラッシュバン「Enhanced Diversionary Device」


タバコの成分をヒーターで加熱して吸引する電子タバコが普及していますが、音響手りゅう弾の世界でも同じようなことが起こっている模様。従来の火薬式ではなく、燃料の噴霧で同じことを行う電子式フラッシュバンが登場しているようです。

Liberty Dynamic社が作る「Enhanced Diversionary Device(高度陽動装置)」は、電子式フラッシュバン(音響手りゅう弾)とも言うべき代物。

フラッシュバンは音と閃光で相手を一瞬ひるませるための装備ですが、火や煙が突入の妨げになったり、不発や破片の飛散などの問題もありました。
Police Flash Bang Explosive Demonstration – YouTube

EDDは2種の燃料と粉末アルミニウムを拡散させ、そこに着火するもの。電子デバイスがコントロールするので火薬式ヒューズよりも動作性が高く、発火遅延時間などを自由に設定するなど柔軟な使用が可能。
Liberty Dynamic – Spectre – Fuel-Air Event 3D Rendering on Vimeo

またこのようにコントローラーと燃料タンクが分割できるので、充電・補充の上再利用が可能になっています。

発火システムはごく小型なのでUAVへの搭載なども可能。窓から入っていって中の人間のめくらましをするなどということもできます。

火災でスプリンクラーが動作しているようなところだと燃料がうまく拡散しなさそうなので、従来型との併用となりそう。性能としては最大音量184デシベル、光量900万カンデラ。燃料の量を変更することで調整できます。動画はこちらから。
Liberty Dynamic – The Safer Smarter Superior Flash Bang – YouTube

ソース:Liberty Dynamic

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