世界のびっくりニュース

Wi-Fiルーターを開放していたらSWATチームにフラッシュバンを投入される事件が発生


現実世界で力を行使する警察とインターネットで行われる犯罪はあまり相性がよくないようです。先日DNAではマナーの悪い人をアクセス禁止にしたら家にSWATチームを送り込まれた事件を紹介しましたが、今度はWi-Fiルーターを開放していたらSWATチームに突入される事件が発生しました。


突入の発端となったのはアメリカ・インディアナ州エヴァンズビルの話題を扱う掲示板のある書き込み。「よく読め警官ども!俺は愛国者だが警官は嫌いだ。俺はアメリカ製の爆弾を持ってるぜ:)エヴァンズビルは俺の痛みを知ることになるんだ」

出動の細かい基準は明らかになっていないのですが「ターゲット(警官)が明らかになっていること」「爆発物の所持を明言していること」「地域名が明言されていること」などの条件がそろっていたので警察はフル装備のSWAT部隊の派遣を決定します。

SWAT部隊は住人の返答を待たずに突入するように命令されていたので最初にノックした後ガラス窓を破壊、中にフラッシュバン(音響・閃光手りゅう弾)を投げ込み突入しました。

しかし中にいたのはテレビを見ていた18歳の少女とその祖母。彼女らを連行し事情を聴取したところ、掲示板の書き込みとはまったく関係がなかったことが判明。

さらに家を捜索したところ、アクセスを制限していないWi-Fiルーターが発見されたことから、犯人はこのルーターに勝手に接続して、どこか近所からアクセスしていたということが発覚しました。

引き上げる突入部隊。虫取り網のような爆薬やドアを破るラム(槌)を持った隊員が見えます。

その後の捜査で、真犯人は同じ通りに住む少年ということが判明。警察が令状を持って訪問したところ、おとなしく出てきたということです。

動画はこちらから。
City attorney’s office releases helmet cam video evidence of 2012 SWAT raid – YouTube

ソース:EXCLUSIVE VIDEO: SWAT Raids Home Investigating Threats Made To EPD Officers & Families

SWAT team throws flashbangs, raids wrong home due to open WiFi network | Ars Technica

関連記事

マナーの悪い人をアクセス禁止にしたら家にSWATチームを送り込まれる事件が発生 - DNA

英軍特殊部隊員で満載のバンをうっかり狙ってしまった車上荒らしがひどい目にあう - DNA

リトアニアの市長、違法駐車にブチ切れ自ら装甲車で実力行使に及ぶ - DNA

笑ってしまうくらい火薬多すぎ・危険過ぎなロシア警察SWATの突入訓練 - DNA

自爆テロ犯、トリガーの携帯電話がスパムメールで誤動作して爆死 - DNA

急所を爆風から守るための「軍用防弾パンツ」 - DNA

この記事をブックマーク/共有する


前後の記事

DNAをこれからもよろしくお願いします!

Facebook上のコメント一覧