科学と技術

ロシア生まれのクラシックなサイドカー「ウラル」の電動バージョンのコンセプトバイクが完成


ロシアの「ウラル」といえばドイツ・BMW社のサイドカーをまるっとコピーした「新品なのにクラシック」なサイドカーとして、一部に熱狂的なファンがいるバイク。そんなウラルが、なんと「電動」のコンセプトバイクを完成させました。


「電動ウラル」はウラル社の依頼の元、カリフォルニアのIGC社と電動バイクのZero社が作り出したコンセプト・プロトタイプ。

ウラルのフレームに、電動バイクのZeroのパワートレインを組み込んだものになります。

電動バイクなのでクラッチなし、ミッションなしとペダルやレバー周りは原付のごとくスカスカに。

当然水平対向エンジンの出っ張ったシリンダーもありません。

充電ポートは給油口を使用。ここに設置する必要性は少なそうですが……

走行動画はこちらから。空冷のドコドコ言うエンジン音は皆無。シュイーンとモーター音を残して軽快に駆けていきます。

主なスペックは以下の通り。やはりバッテリーを搭載する分、車重はかなり重たくなってしまうようです。

モーター:Z-Force 75-7
全長:233cm
最低地上高:23.4cm
乾燥重量:373kg

最高出力:60hp(45kW)
最高トルク:110Nm
バッテリー容量:19.5kWh
充電時間:95%まで13時間
航続距離:165km
推奨巡航速度:105km/h
最高速度:140km/h

そしてウラルは性能で選ぶバイクというよりは雰囲気を楽しむバイクなので、こんな手作りの雰囲気を残してほしいところ。「もし本当に製品化するとしても2年はかかるだろう」とのことですが「電動ウラル」が走る頃には世界はどうなっているのでしょうか。
バイクのサイドカーをウラル社の職人さんたちが手作りで製作している動画 – DNA

ソース:Electric — Ural Motorcycles

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