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最大限に喉袋を膨らませたフクロウナギの貴重な姿が撮影される


海洋調査船「E/V Nautilus」の遠隔操作機「ROV Hercules」が米・ハワイ州のパパハナウモクアケア海洋ナショナル・モニュメントの1425mの海底で捉えたのがこちらの映像。実に不思議な姿をした深海生物「フクロウナギ」の姿が記録されています。

動画はこちらから。
Gulper Eel Balloons Its Massive Jaws | Nautilus Live – YouTube

フクロウナギは日本付近にも生息している深海魚。最も特徴的なのは名前の由来ともなっている喉袋、体が割れてしまったような巨大な口と繋がった喉袋を最大限に膨らませると独特な姿となります。

1. 巨大なオタマジャクシのようにも見える喉袋を最大に膨らませたフクロウナギ

2. 口を開けたフクロウナギ。なかなかの深海魚っぷりです。

3. 喉袋を縮めた状態のフクロウナギ。こうなるともう普通のウナギですね。

北極海に生息する強烈なビジュアルの深海魚にも驚かされましたが、フクロウナギも深海で特殊な進化を遂げているようです。

ちなみにX線画像でみたフクロウナギはこんな姿をしています。巨大な折りたたみ式の口と喉……
Eurypharynx pelecanoides X-ray (cropped) – Pelican eel – Wikipedia

またとても不思議な生態をしていることで知られるウナギですが、こちらの海中をひらひらと泳ぐ透明な生き物は「レプトケファルス」と呼ばれるウナギの幼生。この後シラスウナギへ変態しウナギへと成長していきます。
ウナギに成長するとは到底信じられない、平たく細長く透明なウナギの幼生「レプトケファルス」の貴重映像

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