科学と技術

レンズ不要……センサー上に当たった光をアルゴリズムで解析して像にするカメラが登場


カメラを作るにはピンホールやレンズでフィルムやセンサーに光を集めてやらなければなりませんが、今回開発されたのはこうした光学系がほとんど必要のない不思議なカメラ。CMOSセンサーに当たる光を解析し、元がどのような像であるかを予測します。

アメリカ・ユタ大学の研究者によって開発されたのはこちらのカメラ。被写体の「U」が発する光を、アクリルの板が受けその縁から飛び出す光をCMOSセンサーで読み取っています。窓ガラスの枠にセンサーを入れたりできるようになるとのこと。

一番左がCMOSセンサーが読み取る生のデータ、中央が元の像。そして右側がアルゴリズムが解析した像となります。

仕組み的にはカラーに対応したり、静止画だけでなく動画も撮影できます。

家や車の窓全体をカメラとすることができ、しかも省スペースなので、色々な応用ができそうです。
Lensless Camera – YouTube

カメラといえばこんな巨大なレンズがつきものでしたが……性能が上がればもっと色々なことができそうですね。
ホンモノのゴツゴツ感、軍用暗視レンズをつけたかっこ良すぎるニコン・D700 – DNA

ソース:OSA | Computational imaging enables a “see-through” lens-less camera

関連記事

カメラのレンズ選びを間違うとすごくデブって見えることが分かる動画 - DNA

ゲームボーイのカメラとスマホ用望遠レンズを組み合わせて撮影したF1レースの風景がいい感じに懐かしい - DNA

ガラス越しの写真撮影で反射を無効化するレンズフード「Ultimate Lens Hood」 - DNA

ホンモノのゴツゴツ感、軍用暗視レンズをつけたかっこ良すぎるニコン・D700 - DNA

絶対に真似してはいけない「一眼レフカメラとレンズのクリーニング方法」の動画 - DNA

ニコン製カメラレンズ「ニッコール」の硝材から完成に至るまでの製造工程がよくわかる公式動画 - DNA

レンズまで完全に3Dプリンタで出力することができるフィルムカメラ「SLO: 3D Printed Camera」 - DNA

この記事をブックマーク/共有する


前後の記事

DNAをこれからもよろしくお願いします!

Facebook上のコメント一覧