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動くのが不思議なほど大破したWRCラリーカーをたった30分で修理してしまうメカニックたちがすごい


左リアタイヤがほぼ取れた状態、ボディが歪みバックドア全開となってしまったラリーカーをものの30分でレースに復帰出来るまで修理してしまうメカニックを撮影した30分の映像です。ハンマーでぶっ叩き、テープやひもなども大活躍する修理を終えたラリーカーが走り去ると自然と拍手が沸き起こっています。

動画はこちらから。
WRC 73 Rally Poland 2016 – 30 min Service of Stephane Lefebvre damaged Citroen WRC – YouTube

この映像は、2016年の世界ラリー選手権の第7ラウンド「第73回ラリー・ポーランド」の シトロエン・トタル・アブダビ・ワールドラリーチームのサービスパークを撮影したもの。

マシンは2011年から2016年まで世界ラリー選手権で活躍した「シトロエン・DS3 WRC」。そしてハンドルを握るのはフランス出身のラリードライバー ステファン・ルフェーブル(Stéphane Lefebvre)氏です。ちなみにレース結果はというと無事9位でゴールしています。

1. 文字通りギリギリの状態となって帰ってきたラリーカー。動いているのが不思議なレベルです。

2. 早速作業開始。この状態からレースに復帰出来る状態まで修理します。しかもたった30分で……

3. 5分もするとほぼ部品の解体は完了。とにかく作業が早い。

4. 変形したボディはハンマーで叩いて戻します

5. テープが大活躍しているバンパーの取り付け作業

6. 閉まらなくなったバックドアは紐で固定

7. そして30分後。無事にでラリーに戻って行きました。

8. ギャラリーの拍手に包まれる作業を終えたピットクルーたち

またこちらのWRCが公開している2016年ラリー・ポーランドのハイライト映像です。この「シトロエン・DS3 WRC」が大破した瞬間のオンボード映像も収録されています。
WRC – 73rd PZM Rally Poland 2016: Event Highlights/ Review Clip – YouTube

ちなみにラリーの世界ではその場での応急処置が必要不可欠で、とにかく見た目なんか気にせずただがむしゃらにゴールを目指して行きます。そのため嘘ような方法でトラブルを解決していることあります。

こちらは2014年のラリー・メキシコでの一コマ。オーバーヒート対策としてビール(コロナビール)を使用しています。
Rally Guanajuato México 2014/ Neuville using Corona beer as cooling liquid… – YouTube

さらに2015年のラリー・フィンランドでは折れてしまったサスペンションをスパナで補強。もう何でもアリなのです。
Evans’ spanner saves the day – wrc.com

ちなみにジープだと2分半で解体・再組立が出来るようです。違った意味ですごい……
カナダ軍整備兵がわずか2分39秒でジープを解体し再組立する動画

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