科学と技術

米・スペースX社 ロケット型宇宙船「BFR」で地球上の主要都市を約30分で結ぶ計画を発表


最高速度2万7000km/hで宇宙を飛び世界中の主要都市を約30分程度で結ぶ……そんな夢のような計画を米・スペースX社のイーロン・マスク氏が発表しました。世界中のどこでも1時間あれば行ける。そんな時代ももうすぐです。

この計画は、オーストラリア・アデレードで開催された第68回国際宇宙会議(2017年9月25日〜29日)でスペースX社の創立者 イーロン・マスク氏によって発表されたもの。東京からニューヨークが37分、シドニーが35分、ホノルルは30分で行けるようになるそうです。

BFR | Earth to Earth – YouTube

1. 午前6時半、ニューヨーク。

2. 宇宙船の発射台は海上にあるため、連絡船に乗り込む乗客たち。

3. 行き先は中国・上海。距離は11897km、時間は39分。

4. 発射台へ到着

5. 上海へ向けて出発

6. 飛行している姿は完全にロケットそのもの

7. 宇宙を通過中……

8. 切り離したロケットは自分で戻ります

9. 最高速度は2万7000km/h

10. そして7時39分。上海に到着です。

11. 地球上のどこでも1時間以内で行ける

「BFR」は火星移住計画様に開発された宇宙船で2022年にはテスト飛行を初め予定となっています。地球上での移動料金については現在のエコノミークラス程度になる模様。そんなに遠くない未来には地球の裏側まで1時間程度で行けるようになるのでしょうか。

ちなみに「BFR」の名称は、Big F***ing Rocket を略したモノとのことですが……真ん中の文字が非常に気になります。

先日、イーロン・マスク氏はロケットの爆発失敗シーンをまとめた映像集を公開したばかり。これまでのスペースX社によるロケット開発の過酷さがよくわかります。
民間宇宙開発会社「スペースX」社が自社の実験用ロケットのNG爆発シーン集の動画を公開

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