世界各地に存在する3400以上の「消滅危機言語」をまとめた世界地図
現在世界には7000を越える言語が使用されており、その中の約1/3の言語は使用者が1000人未満まで減り深刻な消滅の危機に瀕していると言われています。そんな消滅危機言語を一覧出来るインタラクティブな世界地図がこちら。あまり知られていないと思いますが日本にもいくつか消滅危機言語が存在してます。
この消滅危機言語の世界地図はEndangered Languages Projectが製作したもの。地図中には3409言語が表示されており一部含まれてい消滅危機言語もあります。
1. 世界中の消滅危機言語の分布はこんな感じ。オセアニア、中央アフリカ、中南米の一部に集中している模様。
Endangered Languages Project
2. こちらは日本の「八丈語(Hachijo)」。表示されているドットにカーソルを合わせると言語名が表示されます。
3. さらに言語名をクリックすると場所や使用者数などの詳細が表示されます。
気になる方言と言語の違いについては「第4回「方言」と「言語」の違いとは | ナショナルジオグラフィック日本版サイト」で触れられており、「お互いに通じるか通じないか」、「地理的なつながりの中で連続的に変化しているか」が重要なポイントとのこと。ただし政治的な側面もある模様。定義にもよりますが日本は多言語国家とも言えるようです。
ちなみにメキシコではこんなケースも。世界中の人たちが仲直りを願っていると思います……
たった2人の使用者どうしの仲が悪いためにメキシコの「アヤパネコ語」が絶滅の危機
ソース:Endangered Languages Project
How many languages are there in the world? | Ethnologue
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