口の周りに独特な入れ墨を施したアイヌ女性の貴重な写真20枚
13〜14世紀頃に成立したとされるアイヌ文化。魔除けのため子どもの名前に汚い言葉を付ける、みだりに人の名前を呼ばないなど独特な習慣が存在していました。その中でもよく知られたことの一つに女性の口の回りに施された入れ墨があります。
アイヌはアイヌ語で「人間」を意味する言葉。そして北海道からロシア・カムチャッカ半島に居住していたアイヌ民族。
アイヌの女性は初潮を迎える頃になると口の周りや手に入れ墨を入れていたと言われています。現在ではその理由は定かではありませんが、アイヌ文化での入れ墨は精霊信仰における神様の象徴であると考えられており、男性の髭(ひげ)を模したもの、または神聖な動物とされる蛇(ヘビ)の口を模したものなどと伝わっています。
口の周りに入れ墨を入れたその独特な姿は何とも不思議でミステリアスな雰囲気に包まれています。
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またアイヌ民族の言語であるアイヌ語は、深刻な絶滅の危機であり母国語とする人は数人程度にまで減少しているため数年後には消滅すると推測されています。たった2人の使用者どうしの仲が悪いため絶滅の危機に瀕しているメキシコの「アヤパネコ語」のようなことにならないことを祈ります。
またこちらは、1880年〜1950年に撮影された北アフリカや中東の国々の女性の写真です。イスラム文化のため女性を撮影するのは困難だったため非常に貴重な資料となります。
100年以上前の北アフリカや中東のかなり貴重な女性写真
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