スマートフォンのSSIDを「Galaxy Note 7」にしていた人のせいで飛行機が大幅遅延する騒ぎに
ホットスポットを設定する時に必要なSSIDは、自分で好きなものにできるので短いメッセージを周囲に発信したい時に使ったりする人もいますが、飛行中の機内で爆弾スマホことSamsungのGalaxy Note 7の名前に設定していた人いたため大騒ぎとなり、大幅遅延した事件がアメリカであったそうです。
SamsungのGalaxy Note 7はバッテリーの過熱・炎上・爆発事故が相次いだことから現在連邦航空局FAA他、航空会社各社から名指しで「持ち込み禁止」に指定されており、つい先日、メーカーから「動作しなくなるアップデート」が公開されたばかり、といういわくつきのデバイス。
ところがサンフランシスコとボストンを結ぶヴァージンアメリカ358便の飛行中、こんなSSIDを使用している人が発見され「持ち込んでいる人は名乗り出てください」という機内放送があったそうです。
こちらはその機に乗り合わせていた人のツイート。
Open my laptop on the plane and notice a Galaxy Note 7 wifi hotspot https://t.co/y1csn9gOsZ pic.twitter.com/9Z5IJULuPs
— Lucas Wojciechowski (@lucaswoj) 2016年12月20日
デフォルトのSSID名は多くの場合、デバイスの名前を使うようになっています。つまり「Samsung Galaxy Note 7_1097」というSSIDを使っている人はGalaxy Note 7を使っている可能性が高いということ。
機内放送は「ジョークではありません。誰も名乗り出なければ午後11時ですが照明を全部点灯して持ち物検査をします」かなり緊迫したものだったよう。他にも下のように「みなさんが午前3時に緊急着陸をしたことがあるかどうかは知りませんがこれだけは言っておきましょう。ひどいもんです。ターミナルのお店は全部閉店していて何もできないんです」など、脅すようなものもあったとのこと。
"I don't know if you've ever been diverted at 3am… Let me tell you, it is terrible. There is nothing open in the terminal. Nothing."
— Lucas Wojciechowski (@lucaswoj) 2016年12月20日
結局持ち主が名乗り出て、Galaxy Note 7は持っていないこと、SSIDを変えていたと白状したことで一件落着。しかし到着が遅れたのはもちろん、その次の便がキャンセルになるなど、大変な騒ぎになってしまったとのことです。
以前、こんなブラックジョーク的コンテンツが公開されて話題となりましたが、現実に「俺はGalaxy Note 7を持っているぞ!」と言うだけで色々なものに影響が出るようになってしまいました……恐ろしい時代です。
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ソース:Virgin flight delayed by Galaxy Note wi-fi hoax – BBC News
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