120年近く昔の北アフリカ・チュニジアにあった日常風景が鮮やかに蘇るカラー写真
地中海に面した北アフリカのチュニジアがフランスの影響下にあった「フランス保護領チュニジア(1881〜1956年)」時代に撮影された貴重な写真。首都チュニスや聖都ケルアンなどの街の何気ない様子が収められており、120年程昔の北アフリカの世界を垣間見ることが出来ます。
これらの写真は、1899年にチュニジアを撮影したモノクロ写真を1880年代にスイスで発明されたカラー写真技術「フォトクローム(Photochrom)」を利用してカラー化されたもの。強い日差しが照りつける通りや人々の熱気、ムーア建築が並ぶ街の様子などが見事に蘇っています。
1. チュニジアの首都チュニスのバザール(スーク)
2. 聖都ケルアン。670年頃にアラブ人によって建設されて以来イスラム世界の聖地に数えられている都市。1979年に世界遺産(文化遺産)に登録されています。
3. 談笑するアラブ人たち。チュニス。
4. 古代都市カルタゴのサンルイ大聖堂(アクロポリウム)。ちなみに完成は1890年。
5. 豪華なデッサン室。チュニス。
6. 豪華な寝室。チュニス
7. ケルアン、グランド・モスクのミナレット(尖塔)からの眺望。
8. 市場。ケルアン
9. ケルアンの街並み
10. 通りを行き交う人々。ケルアン
11. ケルアンの道端で料理する人
12. チュニジア第三の都市スース。別名「サヘルの真珠」ともいわれる美しい街並みの都市。1988年に世界遺産(文化遺産)に登録されています。
13. パリス・ホテルからの眺望。チュニス
14. チュニスの通り
15. ベドウィン族の家族。チュニス。
16. ムーア風のカフェ。チュニス。
17. 巨大モスクを望むチュニスの大きな広場
18. チュニス郊外の宮殿(現・バルド国立博物館)の謁見室
19. 宮殿の法廷室
20. チュニスの病院
21. カスバ(旧市街)の市場。チュニス
22. フランス門。チュニス
23. チュニスのバザール
24. チュニスのムーア風カフェ
25. エボニー市場。チュニス。
26. ケルアンの行進
27. モスクを去る人々。チュニス
28. ヘビ使いの周りに群がる人々。チュニス。
29. 聖カタリナ・モスク。チュニス
30. クスクス(粒状のパスタ)売り。チュニス
31. ロバに乗る人々。チュニス
32. 遊牧民たちのキャンプ。チュニス。
33. トレジャー通り。チュニス
34. ベドウィン人の女性。チュニス。
またこちらの写真は1880年頃〜1950年に北アフリカや中東の国々の女性たちを撮影したもの。眼力に圧倒されてしまいます。
100年以上前の北アフリカや中東のかなり貴重な女性写真
ソース:Gorgeous color postcards capture life in 1899 Tunisia
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