約100年前のニューヨーク・エリス島移民局で撮影された、世界各国の民族衣装に身を包む移民たちの貴重なモノクロ写真
約100年前のヨーロッパからアメリカへ渡った移民たちが必ず通過しないと入国出来なかったのが、ニューヨークのエリス島に存在していた移民局。当時のエリス島移民局に勤務していた職員が撮影した伝統的な民族衣装に身を包みはるばるアメリカまでやって来た移民たちの貴重な写真です。
アッパー・ニューヨーク湾にある小さな島・エリス島に1892年から1954年まで移民局が存在していていました。その60年間に1200万人を越えるヨーロッパからの移民がエリス島を通過してアメリカに入国しており、現在1億人以上、約1/3のアメリカ人がエリス島を通過してきた祖先を持つと言われています。また1900年に建設された移民局は博物館として保存されアメリカの文化財に登録されています。
これらの写真は、エリス島に移民局が設立された1892年〜1925年まで主任事務官として働いていたアマチュア写真家 オーガスタス・シャーマン(Augustus Sherman)氏によって撮影された写真です。被写体となっているほとんどの人は所持金やチケットなどに問題があった抑留者たち。そう言われてみるとそんな気がしてきます。
1. ドイツ人の密入国者
2. ルーシ人(現在のウクライナ、ベラルーシ人)女性
3. イタリア人女性
4. ルーマニア人女性
5. 3人のオランダ人女性
6. コサック(ロシア人)
7. ルーマニア人の笛吹き
8. オランダ人の子どもたち
9. スロバキア人の親子
10. 北欧のラップランドから来た子どもたち
11. ロシア・シベリア地方出身のコサック(ロシア人)
12. アルジェリア人男性
13. ノルウェー人女性
14. インド人の少年
15. カリブ海のフランス海外領土・グアドループ出身の女性
16. スロバキア人女性
17. 3人のグアドループ人女性
18. ギリシャ人兵士
19. ドイツ・バイエルン人男性
20. アルバニア人兵士
21. イタリア人女性
22. デンマーク人男性
23. ルーマニア人の羊飼い
24. ラップランド出身の女性
1820年から2013年までの約200間に世界各地からアメリカへの合法的な移住者はのべ7900万人。その移民たちがどこからいつ頃やって来たのかがよく分かる世界地図です。
200年間で7900万人ものアメリカへの移民が、いつどこから来たのかをビジュアル化した世界地図
ソース:Portraits of Ellis Island Immigrants | The Public Domain Review
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