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1955年製アメリカ軍用レーションに入っていた「ピーナッツバター」は食べられるのか試してみた……という動画


朝鮮戦争直後、未だベトナム戦争も始まっていない時代に製造されたアメリカ軍の「Cレーション」を開封し、その中に入っているクラッカーやピーナツバターなどを食べてみるというこちらの動画。いくら軍用できちんと殺菌されている缶詰とはいえ、人体に問題はないのでしょうか……。

プルタブなんていうハイテクな仕組みはないので、巻き取り鍵を使って開いていきます。

特に変色しているとか妙な匂いがするということはなさそう。

開けるとココアドリンクパウダーの包みがあり、その下にクラッカーが入っています。

中身を何か他のコンテナに詰め替えて運ぶことになっていたそうですが、兵士たちは缶詰のまま持って行ったそうです。クラッカーは無事そう。

では中に入っていたジャムの小缶を開けましょう。

水分は漏れてしまっていたようですが……大丈夫なようです。

ココアはどうでしょうか。

粉を水やお湯に溶かすと飲めるようになります。ひどくマズいということです。

さてそれではもう一つの缶詰はどうでしょう。

開けると……

ちぎれてしまいました。成形不良ですね。

中ではチョコケーキらしきものがすさまじい匂いを発していました。

クラッカーも腐敗はしていないものの、匂いが移ってしまっていたようです。

では本題のピーナツバターを開けてみましょう……

なんと……水分が残っていますね。

「このピーナツバター、うちの母ちゃんと同い年だぜ!」と言いながら食べる撮影者。割と美味いそうです。

なお、缶の中は特に腐食した様子もなく、綺麗な光沢が残っています。

軍用レーションはコレクションを目的として出回っていますが、実際に食べてみるのはもちろん危険。60年以上前のレーションは言わずもながですが、当時の食品保存技術や缶詰製造技術の高さが伺えますね。動画はこちらから。
1955 RCI Food Ration Oldest Peanut Butter Ever Eaten MRE Review Post-Korean War – YouTube

直系のMCI(通称Cレーション)は、最近ドイツのミリタリーショップが再現して発売していたりします。マトモな味になっているとは思われますが、当時のレーションを体験してみたい人は検討してみてはいかがでしょうか。
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