スパイ偵察機「U-2」がバラバラに解体されていくタイムラプス映像
1950年代のアメリカで生まれた細い漆黒の機体に長い翼を持つ独特なフォルムのロッキード社製スパイ用偵察機「U-2」。規定の飛行時間を超えるとバラバラに解体され、細かな部品に至るまでチェックして再組立が行われています。50年以上経過した現在でも現役で活躍している理由がよくわかります。
この映像はロッキード・マーティン社の技術者たちが「U-2」を解体する一部始終を撮影したもの。全ての「U-2」は、飛行時間が4700時間毎に解体され個々のパーツ点検、再塗装、再組立が行われています。4万個のリベット、1800個のパーツ、そして機体までが精密に検査され必要であれば修復されます。
動画はこちらから。
Amazing time-lapse of the disassembly of an entire U-2 plane – YouTube
「U-2」の大きな特徴は、当時ミサイルが届かなった成層圏(高度2万5000m)の高高度飛行が可能であること。ちなみにパイロットは宇宙服とほぼ同等の性能を持つ与圧スーツを着用してコックピットに乗り込みます。
高度2万1300m(70000フィート)を飛行する「U-2」のコックピットからの映像です。景色はぼぼ宇宙ですね。
U2 Spy Plane • Cockpit View At 70,000 Feet – YouTube
また2015年退役予定となっている「U-2」を大幅強化型したコンセプトデザインはこちらから。
ロッキード社「U-2偵察機」の大幅強化型のコンセプトデザインを公開
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