科学と技術

1963年に製造されるはずだったジャガー「Eタイプ・ライトウェイト」 50年前と全く同じ仕様で製造しているタイムラプス映像


1963年に製造される予定だったジャガーのレーシングカー「Eタイプ・ライトウェイト」を、1960年代当時と全く同じ仕様でジャガー選り抜きの職人たちの手作業で製造されている様子を撮影した映像です。

「Eタイプ・ライトウェイト」は、1963年、レースで勝つためにジャガーが立ち上げた「スペシャル GT Eタイプ プロジェクト(Special GT E-type project)」で生まれたレーシングカー。当時製造予定だった18台中の12台はすでに製造済み、しかし残りの6台は半世紀過ぎても未製造のままとなっていました。

そしてジャガーの「リ・クリエイション」プロジェクトとして、未製造のままとなっていた残りの6台を当時に割り当てられていた車体番号、当時と同じ仕様の部品、当時と同じ工場(イングランド・コヴェントリー)で、職人さんたちの手作業で組み立てられています。

動画はこちらから。
Jaguar Lightweight E-type – Oldtimer-Schönheit in Neuauflage (2015) – YouTube

ボディとエンジンプロックはオールアルミ製の「Eタイプ・ライトウェイト」は標準のEタイプに比べ114kgも軽量化したモデルです。ちなみに新しく生産された残り6台の価格は100万ポンド(約1億8千万円)とも言われています。

新「Eタイプ・ライトウェイト」がサーキット走行している映像はこちら。
Jaguar reveals all-new Lightweight E-type, the ‘Missing Six’ – YouTube

こちらは1963年のシルバーストーン(サーキット)で活躍する「Eタイプ・ライトウェイト」。
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3.

ジャガー公式サイト「Lightweight E-TYPE is reborn

また先日、惜しまれながらも23年の歴史にピリオドを打つことになった三菱「ランサー・エボリューション」の製造工程を撮影した映像です。もしかすると、50年後くらいにランエボが当時の仕様で復活するということもあるかもしれませんね。
23年の歴史にピリオドを打った最後のランエボ「LANCER EVOLUTION FINAL」の製造工程の一部始終

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