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挿した瞬間にPCを物理的に破壊するUSBデバイス「USB Killer v2.0」のデモ映像


「USB Killer v2.0」は、一般的なUSBメモリの形状をした挿すだけでPCを破壊していまうデバイス。USBメモリを感染源としたウィルスやマルウェアについてはよく知られており対策も進んでいますが、USBインターフェースを利用した新しいタイプの危険性を示唆する映像です。

動画はこちらから。
USB Killer v2.0 testing. – YouTube

この一般的なUSBメモリに似た形状の「USB Killer」を製作したのはロシアのセキュリティ研究者 Dark Purple 氏。PCを破壊することを目的とした「ウィルス」、またはスパイ映画などに登場する自動破壊装置などを実現出来るデバイスです。

USBインターフェイスを通して高電圧(-220V)を開放することでコンピュータを破壊する仕組み(回路図等も公開)。ちなみに2015年5月に公開された初期バージョンと比べると2倍の電圧にバージョンアップされています。また、USBインターフェイスがあるほとんどの電子機器(TV、スマホ、ルータ、モデム等)を破壊することが出来ます。

Dark Purple 氏によると、この映像で破壊したノートPCをはマザーボードをレストアすることで復活したとのこと。気になるデータについてですが、ハードディスクはほぼ無傷で残るためデータ自体は破壊されていないと話しています。

「USB Killer」は、ハードウェアを破壊する仕組みのためセキュリティ・ソフトウェアでも防ぐことが出来ません。対策はただひとつ。一般的な方法ですが見知らぬUSBデバイスをUSBインターフェースに挿さないこと。USBメモリはウィルスやマルウェアの危険性もあるので、いずれにしてもUSBインターフェースに何かを挿すときはくれぐれも気をつけてください。

ちなみにこちらは自動的に燃えてる紙を印刷出来るプリンタの映像です。まさにスパイ映画的なガジェットですね。
スパイ映画の「なお、このテープは自動的に消滅する」を実現したプリンタ「This Tape Will Self Destruct」

ソース:USB killer v2.0 / Хабрахабр

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