東洋の魔窟「九龍城砦」の内部構造が詳細に描かれたパノラマ断面図
1993年に取り壊されるまでの約40年間、縦・横に増殖し続け最盛期には5万人が生活していたとされる香港・九龍市に存在していた地上10〜15階の高層建築群「九龍城砦」。無秩序な増築や改築が繰り返されたことで内部はカオスな迷路状態となっており「東洋の魔窟」とも呼ばれる巨大なスラム街が形成されていました。
この断面図は1997年に出版された九龍城探検隊著「大図解九龍城」に収められているもの。九龍城砦が解体される前に行われた調査資料を元にして描かれています。
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4. 全体図。画像をクリックで大きな画像(4500×1636)が表示されます。
九龍城砦が解体されてしまう直前には200m×150mの非常に狭い地域に約5万人が住んでおり、人口密度は200
万人/km2だったされています。ちなみに九龍城砦は、東京ドーム(収容能力:約4万5000人〜5万5000人)の半分ほどの面積しかありません。
現在、九龍城砦が存在していた場所には公園やショッピングセンタが整備され、近くにあった啓徳(カイタック)空港が移転したこともあり近隣は閑静な住宅街となっています。
ソース:un-real estate kowloon | deconcrete
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